プロットは悪くないと思うのですが、演出がしっくりこないのは相変わらず。とある魔術の禁書目録 第14話 「最強(さいじゃく)VS最弱(さいきょう)」 の感想です。
御坂たちが風力発電所を動かして、不規則な風によってアクセラレータを妨害するところが見せ場だと思えますが、長々と説明して、1手づつ御丁寧に見せているので、アクセラレータの技が破られるときの「そうきたか!」という爽快感がすっかりスポイルされています。まず効果を見せ、それから種明かしするとか盛り上げ方はいろいろありそうなものですが。
この作品は、映像が良く、設定も興味深いので見続けてきましたが、いまだにあまり面白いと思えず、より魅力的な新番組がいろいろ始まっているので、感想書きは今回までにしようと思います。時間があれば見るスタンスで。

1クールの区切りで、話のほうも区切りよく、とはなりませんでしたが。とある魔術の禁書目録 第13話 「一方通行(アクセラレータ)」 の感想です。
小萌先生の超能力講座は、前回よりはわかりやすい感じでした。やはり量子力学の話にはなるのでしょうね。例えば美琴のビリビリの原理について考えてみます。空気中の水蒸気では、酸素と水素が水分子として存在しますが、ここから電子が弾き飛ばされると帯電します。これは雷の原理で、その電子の動きを思念でコントロールすることがビリビリ能力だと思われます。
ではどうやってコントロールするかですが、電子の動きは量子力学に支配されていて、量子のふるまいは『誰かが観測するまで決まらない』という考え方があります。これがいわゆるコペンハーゲン解釈で、つまり電子が飛び出すか、飛び出さないかは観測するまで決まらない、どちらもありの状態ということです。
ならば、ある観察者がいて、その人が「電子が飛び出す現実」を鮮明にイメージできたとしたらどうなるか。「だれかが見るまで決まらない」ということは、「だれかが見た通りになる」ということかもしれず、だとすると電子は実際に飛び出すのでしょう。これが超能力の原理だと思われます。
で、この説明は何かの伏線なのかな? ボロボロの当麻と、平和な小萌先生たちとの対比は面白いところです。
本題の当麻とアクセラレータの対決は、熱い展開ではあったものの、かなり中途半端な所で終わってしまったことで、やや冷めてしまいました。12話の内容をもっとコンパクトにして、13話で決着させて欲しかった気はします。
無敵に見えるアクセラレータに対して、右手しかない当麻がどう戦うかが注目点ですね。次回「そうきたか!」と驚かせてくれることを機体しつつ、年明けの再開を待つとしますか。
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いくらなんでも、尺を引き伸ばしすぎと思えます。冒頭の小萌先生の部屋のシーン(2分弱)を除けば、全編が橋の上の1シーンでした。当麻と美琴は同じことを繰り返しているだけで、当麻の台詞も例によって冗長(同じ意味のことを何度も繰り返す)で。冗長な台詞をゆっくりしゃべられるほど、もどかしいことは無いですね。
プロットそのものは、悪くはないと思えます。理詰めで、「ああなって、こうなれば、こうなる」と考えた結論が、直感的には間違ってると思えることはあるものです。当麻は直感を信じて行動したということで、彼らしくて説得力はあるでしょう。でもいかんせんテンポが悪かった。
小萌先生の超能力の解説も、いまいち要領を得てないような。あえて煙に巻いたということなのかな。『シュレディンがーの猫』の話は、そもそもは『量子的な現象(崩壊するかどうか等)は確率的であり、だれかが観測しないと確定しない』という理論があって、それが正しいと仮定したら、『量子が崩壊したら猫が死ぬ仕掛けをしたとしたらどうなるか』という思考実験です。それが中の見えない箱に入っていたら、箱を開けて観察するまでは、猫の生死は確率的(生きているとも死んでいるとも決まっていない)ということになるのか?
そんな馬鹿なことはないんじゃね?というのがこの議論の趣旨です。理詰めではそうなるのかもしれないけど、直感的にはおかしいじゃん、というのがシュレディンガー先生が言いたかったことでした。
いずれにしても量子レベルの現象の話であって、箱の中のチョコが飴玉になることは無いんじゃないかな。量子力学のコペンハーゲン解釈まで持ち出せば可能かもしれないけれど、それはシュレディンガー先生とは別の話。
ともあれ、今回は尺あわせのような回でしたが、その分次回は盛り上げてくれると思いたいです。原作では人気のあるエピソードだそうなので。
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前回の記事で、「この作品はディストピアものなのか」と書いたのですが、見事なディストピアですな。『殺すためのクローンが計画的に製造される世界』というテーマはよくあり、最近だと映画の『アイランド』とかSF小説の『スペアーズ』とかそうですね。妹がたくさん出てくるシーンは見所なのでしょうけれど、残念ながらサブタイトルでネタバレだったのであまり驚きませんでした。 電波を操る能力によって記憶をシンクロさせている、という設定は面白い。 ということは美琴も多少はシンクロするのでしょうか。
シリアルが1万番台って、1万人いるってことなのかな? 彼女たちの施設に、縞パンが1万枚納品されるところを想像してしまった…。
クローンって、コピー元と双子のような人間が出来上がるというイメージがありますが、実際にはそうはならないです。なぜなら年齢が違うから。美琴がレベル5に成長したのは学園都市に入学後のようなので、クローンが作られ始めたのはせいぜい5年前くらいと考えられ、クローンたちはまだ5歳とかのはず。成長を促進させる技術があるのでしょうか。
この世界がディストピアであれば、当麻の敵は『体制』ということになります。シスターズ計画には、体制そのものである『ツリーダイヤグラム』が関わっているわけだし。なんだかいきなり核心ですが、まだ1クール以上残ってるので、どう決着をつけるのか興味があります。
アクセラレータの能力は『ベクトルを操作する』ですか。電磁波でも実体でも有効だそうなので、空間を歪曲させているようなイメージでしょうか。テレポーテーションも空間歪曲能力だろうから、そういうのもアリかもしれません。すでに無敵っぽい能力ですが、シスターズを使って訓練しているということは、まだ完成はしていないのでしょうね。なにか制約があるのでしょうか。
ヒロイン3人の日常シーンは笑えたし癒されましたが、このままストーリー本筋にはからまないのかなぁ…。 黒子も良さそうなキャラだけど、声に違和感あるような。調べたらTo LOVEるのペケの人か!ペケは好きだったんですけどね。
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この作品はディストピアものなのかな。とある魔術の禁書目録 第10話 「お姉様(みさかみこと)」 の感想です。
ディストピアとは、理性や科学によって統制・管理された社会のことで、古くからSFや文学のテーマであり、すでに1909年にE・M・フォースター が『機械が止まる』という作品を書いています。政治、経済、日常生活などすべてが機械に支配され、人々は何も考えないようになり、やがて機械を神とする宗教が生まれて、というお話でした。まだコンピュータも無かった時代から、そういう危機感はあったんですね。
当麻など多くの登場人物は、特に危機感も無くノホホンと暮らしていますが、ディストピアに浸っている人には危機感が無いのが普通です。でもちょっと考えれば、素質のある少年少女を、学園都市という名の管理社会に集めて超能力開発を行う、というのは普通じゃないことでしょう。
僕もそれに気付いたのは、美琴の言葉のおかげなんですけどね。「機械が決めた政策に、人間が従っている」と彼女は言っていました。『ツリーダイヤグラム』なるスーパーコンピュータがそれを行っているそうで。『科学的に決めた政策は常に正しい』という、科学崇拝のディストピアの雰囲気を感じてしまうわけです。超能力開発にしても、何のために行われているのか実に怪しい。
科学は人間に奉仕するためにあるわけで、そこを忘れて、科学それ自体が目的になってしまうと危険です。合理性のために人間性を二の次にしてしまいがちだから。「科学でできることは何でもやってよい。どうせ止められないから。」という考え方がそれですね。美琴の『妹』という存在には、なにかイヤーな雰囲気が漂っています。
「科学と魔術が交差する時」というキャッチフレーズのわりには、これまで魔術の話ばかりだった気がしますが、ここから科学側にもスポットが当たって世界観が見えてくるのでしょうか。いろいろ楽しみになってきました。
今回のほとんどは日常シーンでしたが、とても良かったと思いますね。ネコのノミ取りのシーンとか。インデックスはあそこしか出番が無かったけれども。
このアニメは作画が良いですが、アバンの対物ライフルによる狙撃シーンは特に凄かった。今後、武器を使った戦闘シーンが増えるとしたら、それはそれで楽しみです。ミサカは無表情キャラですが、時々見せる驚いた顔や恐怖の表情にハッとさせられます。
双子キャラをアニメに出す場合は、絵的に区別がつくように髪型などを変えるのが一般的ですが、パンツで区別させるというのは画期的手法ではないでしょうか。二人の判別のために、やむを得ずパンツを見せる必然性があるということですね、わかります。
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考えたことが現実になるって、考えてみると怖いことですね・・・(←怖い考えになってしまった)。 とある魔術の禁書目録 第9話 「吸血殺し」 の感想です。
魔法や超能力を強化する訓練があるとしたら、それは主に『集中力を高める』ことなのでしょう。あるいは『煩悩を捨てる』ことかもしれませんが、つまり心をクリアにして、魔法なり超能力なりのことだけを考えられる状態にすることです。
集中力を高めて雑念を捨てる方法はいくつかあり、一つは単純作業です。呪文(念仏)を長時間唱えるとか、マニ車を回すとか。僕なんかは、落ちものパズルをずっとやっているとフワフワした無の境地に入ることがありますが、これもその一種でしょう。
もう一つの方法は、体を痛めつけることですね。断食とか、滝に打たれるとか、座禅とか。オウム真理教がやってたような、水中で息を止めるなどの修行もそれです。あれはヨガから来ているのでしょうけれど。
アウレオルスが、アルス=マグナを発動するときに首に針を刺していたのは後者でしょう。針の傷みで集中力が高まるように条件付けしているのだと思われます。しかし、そういうスマートでない方法を取っているということは、アルス=マグナには非常に高度な精神集中が要求されるのではという推測が成り立ちます。当麻のあのハッタリは、そこまで読んでのことでしょう。
ただでさえ、右手で術を打ち消されて不安になっているところに、当麻の迫真の芝居に騙されて、アウレリオスは「自分の術は当麻には通用しないのでは」という雑念に囚われて自滅してしまいました。
人間、手足が千切れてもわりと大丈夫みたいです。高速道路をバイクで走っていたら中央分離帯に足が接触して、膝から下がちょん切れたのだけれど、気付かずに走り続けてインターで降りたときに気付いた、というニュースを見たことがあります。大怪我をした直後は、アドレナリンが大量に出て痛みを感じないものなんですよね。しかし精神的なショックは大きいはずで、手が千切れても演技し続けた当麻はたいした奴ではあるのでしょう。さすが主人公。
前回、愛沙はなぜ黙ってアウレオルスに利用されているのだろうと書いたのですが、愛沙はアウレオルスの「人を助けたい」という真心が本物だと見抜いたから、協力することにしたのですね。ただその真心は「特別な人」1人だけに向いており、そのためなら他の人間は何人死んでも構わないと思っていた。それは愛沙の本意ではないはずで、直感だけを信じたことが愛沙の敗因でしょう。でも、自分の力を人のために役立てたいという切実な思いもあったのでしょう。
例によって説明調のところが多くて、もう少し映像や演出で見せる工夫は無いのかなとは思いますが、ストーリーは面白かったし、映像も迫力がありました。この調子でやってくれるなら見続けられそうです。
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今回は、これまでとは一転してテンポが良かったですね。むしろ展開が速くて分かり難いところもあった気がするが、面白かったですよ。とある魔術の禁書目録 第8話 「黄金練成(アルス=マグナ)」 の感想です。
『科学と魔術が交差する時、物語が始まる』がこのアニメのキャッチフレーズですが、錬金術はまさに『科学と魔術が交差』したものですよね。 ただ、錬金術にも科学(化学)寄りのものから魔術(オカルト)寄りのものまでいくつかの流派があり、『アルス=マグナ』(大いなる秘法)は魔術寄りの一派と言えます。錬金術を極めれば、賢者の石によって不死の肉体を得て、さらに宇宙さえ再構成する神になれる、みたいな思想だったかと。
アウレオルスは13騎士団により破壊されたビルを再構成していたようなので、『アルス=マグナ』を極めているということでしょうか。だとしたらとんでもない敵ですが、この作品は魔術を独自解釈で再構成しているようで(それも興味深いポイントですが)、一般的?な『アルス=マグナ』とはちょっと違うのかもしれません。
最初、13騎士団はアウレオルスが召還したものだと思ったのですが、あれはアウレオルスに敵対する教会が呼び出したものなのですよね。僕はちょっとアレっと思いました。あと、アウレオルスに記憶を消されたあと、当麻は記憶が戻っていましたが、あれは右手の力ですよね? さりげなくて気付きにくかったかも。ギアスの目の演出みたいな、わかりやすい演出が欲しいところです。
アウレオルスと愛沙との微妙な関係は面白い。どう見ても愛沙はアウレオルスの野望に利用されているわけですが、それでも愛沙が協力しているのは何故でしょうか。他に手段が無いからやむにやまれずなのか、あるいはアウレオルスの裏の裏にある本質を見抜いているのか。アウレオルスは愛沙の前では好き勝手できないようです。
このところ、華麗な映像にストーリーが負けているように思えていたのですが、面白くなってきた感はあります。このままクライマックスなのでしょうか。
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新しい章が始まったわけですが、「もっと面白くてもいい筈なんだけど」という感覚は相変わらずです。とある魔術の禁書目録 第7話 「三沢塾(かがくすうはい)」 の感想。
錬金術とか吸血鬼殺しとか、面白そうな設定の話になったのですが、いまいちノレないのはテンポが悪いからでしょうか。まだ物語のほんの導入で、「アレ、ここで終わり?」と思ってしまいました。
『記憶を失ったことを知られてはならない』ということがサスペンスになっているわけですが、そもそもなぜ隠さないといけないんだっけ?と思ったり。ステイルが知らないのは意外でした。2週間分の記憶を失ったそうですが、友人のことまで忘れているのはなぜだろう。
追記:
見返してみると、「俺には2週間より前の記憶が無い」と言っていました。生まれてからこれまでの出来事を全部忘れたという意味でしょうか? だったらずいぶん重大な障害で、生活そのものが困難になりそうですが。
久しぶりのインデックスとの日常シーンを楽しむのがメインなのでしょうけれど、今回のインデックスは、単にワガママな子供という感じでした。
ともあれ、先は気になっています。『三沢塾』と書いて『かがくすうはい』と読ませるわけですが、実際のところ錬金術と科学との境目はずっとあいまいでした。ニュートンが錬金術にハマっていたのは有名な話ですが、当時はそれほどの違和感は無かったのでしょう。劇中でも名前の出たパラケルススは錬金術師とされていますが、薬草などの民間療法を体系化して治療に活用したりなど、医学にも立派な業績を残しているのですよね。当時の正統派の(西洋)医術は、瀉血(悪い血を捨てる)がメインの科学的根拠に乏しいもので、むしろパラケルススのほうが科学的だったという。 まぁ、そんなウンチクは僕が語らずとも劇中でいろいろ出てくるのでしょう。楽しみにしておくことにします。
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面白いんだけど、もっと面白くてもいいハズと思ってしまう。とある魔術の禁書目録 第6話 「幻想殺し(イマジンブレーカー)」 の感想です。
インデックスの記憶を守ったら自分が記憶を失ってしまった、という結末はヒネリがきいていて面白いですよね。自分との絆を忘れて欲しくないと思っていたのに、自分のほうが忘れてしまっては元の木阿弥です。でもインデックスが特別な女の子だということは、心のどこかで覚えていたと。インデックスに負担をかけないように嘘を言うところも、インデックスの反応も含めていいシーンだったと思います。
なのに、もうひとつノリ切れなかったのは、以前から書いている2つの欠点のせいでしょうか。つまり「文章で説明しすぎ」と「テンポが悪い」ことです。やはりこの決着は、前回の『教会に騙されていたこと気付く→インデックス覚醒』の流れから一気に見たかったですよ。せっかくのいいストーリーを構成がスポイルしている気がします。
セリフも、原作どおりなのかもしれないけれど、アニメでは端折っていいと思えます。冗長(同じ事を何度も言ってる)なところも多いし。「お前らだって主人公のほうがいいだろう。脇役なんかで満足してんじゃねぇ!」というセリフとか熱いので、そこに凝縮さればいいのでは。それよりも、ステイルたちの心の動きとかをもっと映像で見せて欲しい。
戦闘シーンは相変わらず迫力ありました。エフェクトすごいですね。しかし、なぜ人工衛星を打ち落とす必要があったのだろう。偶然で当たるはずは無いので、狙ってやったのだと思いますが。
ラストに科学側の偉い人らしきのが登場。ステイルたちが当麻の記録を見つけられなかったのは不自然だったのですが、やはり科学側は当麻の力の重要性にとっくに気付いて、隠蔽していたのだな。
今回で一段落したのでしょう。このところインデックスの明るい表情を見ることが少なかったので、次回以降にあることを期待してます。記憶を失った当麻とインデックスの関係はどうなるのでしょうか。
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いくらなんでも地の文で説明しすぎでは。小説ならいいだろうけど、アニメらしくないと思うんですよ。とある魔術の禁書目録 第05話 「十二時(リミット)」 の感想です。
特に、当麻が「1年で脳がパンクするという理屈はおかしい」と気付くあたり。1人で悩んで1人で気付くよりは、会話の中でとか、何かの事件とかをキッカケにして気付いたほうが、アニメ的だと思えます。せっかく映像があるんですからね。
前回の展開がどうにも納得できなくて(理屈に合わない気がして)、感想をどう書こうか悩んでいるうちに、結局書かなかったのですが、「ステイル達は偽りの理屈を信じ込まされている」という可能性は考えていました。ただこれだと、ステイル達がマヌケすぎるから違うかなぁと思ってたんですけどね。
インデックスにかかっている魔法を解くために右手を使い、そこでインデックスの防衛機能が発動するあたりの展開は熱くて、面白くなってきたと思います。でもここで切られたのは残念無念。一気に決着を付けたほうが熱かったと思えます。原作読んでないので不明なのですが、想像するに次回で1巻の内容が完了でしょうか。だとすると6話で1巻分はゆっくりめの進行ですよね。
いろいろ文句言っていますが、面白くなりそうな注目作だからこそ、気に入らないところが気になっています。
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面白いのだけれど、もうひとつ乗り切れないものが。とある魔術の禁書目録 第03話 「必要悪の教会(ネセサリウス)」の感想です。
説明が多いのは、まぁいいと思うんですよ。設定が複雑なのだから仕方ないし、魔法シーンの細かい描写は面白いと思いました。乗れない原因は、当麻の心理がいまいちわからないからでしょうか。インデックスのことをどう思っているのか。なぜ危ない目にあってまでも、インデックスを守ろうととするのか。それについて一切描写されていないのが違和感なのでしょう。いろいろ熱いことを言っていますが、その熱さがどこからくるかわからないということです。今後語られるのかもしれません。
インデックスや小萌先生の可愛さは文句無いですね。2人が一緒だとロリロリしすぎている気はするけれども。来週活躍するらしい火織にも期待したいところです。
前回の敵役だったステイルは、やはりインデックスを狙っている敵のようですが、あまり喜んでその仕事をしているわけでは無いらしい。単純に敵味方ではない人間模様には興味があるところです。
当麻の右腕の秘密は、本人は普通にしゃべっていましたが、公式の記録には無いのですね。意図的に隠されているのでしょうけれど、なぜなのか気になります。重要な伏線なのでしょう。
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正しいバトルものじゃないでしょうか。とある魔術の禁書目録 第2話 「魔女狩りの王」 の感想です。
第1話の感想で、バトルものならば戦闘のロジックをしっかり描いてほしいと書いたのですが、それは大丈夫のようです。まず当麻の能力の限界が明らかになりました。『あらゆる異能の力を打ち消す力』は万能に見えたのですが、今回のイノケンティウスのような『一撃で打ち消すことができない』敵の場合は、攻撃を受け止めて身を守ることしかできないのですね。そうやって右手がふさがっている状態で、別の方向から攻撃を食らうとピンチになってしまうと。
なので当麻としては、右手の力で時間を稼ぎ、相手の手の内を見極めつつ、自分以外の何かを使って局面を切り開く、というのが基本的な戦い方になるのでしょう。今回はその『自分以外の何か』はスプリンクラーでした。
説明調がきついのは気になりましたが、戦闘のロジック(ルール)を説明するためなので仕方ないところもあるでしょう。今後もこの調子でやってくれるなら楽しめそうです。
映像は1話に引き続いて素晴らしい、もっぱら戦闘シーンでしたが、炎の熱気が画面から伝わってくるかのようでした。
インデックスの元気なところが見られなかったのは残念ですが、小萌先生が補完していました。私生活がだらしないわけですが、それを見られて恥ずかしがっているところが可愛いんじゃないでしょうか。
『超能力』と『魔術』の位置づけが興味深い。前者は生まれ持っての才能が必要で、後者は才能が無くてもテクニックやアイテムで異能の力を発揮すること、なのでしょうか。
まだ敵陣営の正体が不明だし、それに立ち向かう当麻陣営は心もとないわけですが、今後どうなるのか楽しみです。
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番宣が良く出来ていたので期待していた作品ですが、まぁ期待通りかな? とある魔術の禁書目録 第1話「学園都市」 の感想です。
原作のラノベは未読です。作画がいいですね。特に冒頭の夜のシーンは素晴らしかった。女の子も可愛いです。インデックスは、シスターの格好をしていながら、明るくて子供っぽいというギャップがよいのでしょう。
ストーリーは、まだなんとも言えませんが。三琴との出会いのシーン?は印象的でしたが、なぜ三琴が主人公にあそこまで突っかかるのか、しっくりきません。なにか理由があるのでしょうか。
基本的にはバトルものなのでしょうか。だとすると、戦闘の勝ち負けのロジックをきっちり描いてくれることを期待します。それはバトルものの基本なのですが、そこをなおざりにして、よくわからない能力を出し合って勝負が決まるような話が、深夜アニメには多いんですよね。むしろ子供向け作品のほうがちゃんとしてます。この作品はどうでしょうか。
主人公は『すべての異能の力を無効にする』能力があるそうですが、これはバランスとしては強すぎる気はします。パーティーに一人いれば無敵じゃないの?という。きっと何か制約があるのでしょうね。
ともあれ、作画や雰囲気がいいし、原作は定評があるようなので、今後も期待できそうに思います。もちろん視聴継続で。
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