良い意味でも悪い意味でも”単純明快なバトル物”でした。NEEDLESS 第24話 『クルス・シルト』 の感想。
超能力物と言えば、能力者が排斥されるとか、能力者ゆえの孤独とか、そういう要素がありがちですが、この作品にはほとんど無く、バトルのルールとしての『超能力』です。
この作品のストーリーは、30文字以内で説明できますね。「シメオンという悪の企業があり、その総帥を倒しました」。でもそれは、むしろ褒め言葉かもしれません。それだけのストーリーで、2クール見せ切ったのだから。
バトルのルールがしっかりしていて、そのルール内での戦いを見せたからでしょうね。ニードレスの能力は一人に一つづつで、それぞれに弱点もある。アダムシリーズは相手の能力を模倣できるが、アダムシリーズ同士では逆拒絶反応がある。そのようなルールの元で、理詰めで勝敗が決まる展開です。
クルスという”無能力者”の存在も重要でしょう。ラストで隠された能力が覚醒する、という安直な結末も予想していたのですが、そうはならず、参謀役としてきっちりいいところを見せたのは評価できます。味方の全員に活躍の場を与えたのも、良いラストでした。
欠点を挙げるとすれば、恋愛要素が皆無(過去話は除く)なことですね。女子キャラはたくさんいるのに、浮いた話にはぜんぜんならず。ブレイドはあれだけ強いのだから、少しはモテていいと思うのですが。ともあれ、熱い作品で楽しめました。
ポチッとして頂けると励みになります!↓
