全体に説明不足の感がありますが、次回以降に説明されるのでしょうか。よくわかる現代魔法 第2話 「wizardry」 の感想です。
説明を出し惜しみしているのか、とっ散らかっているだけなのか、どちらなのか気になるところです。まず、こよみが古い入学案内を持っていたのが不思議ですが、誰も突っ込まないですね。
「脱いで」と言われてモジモジしていたのは、パンツ脱いだからでしょうか?でもなんで? 靴下脱いだだけなのかな。
失敗するはずのない魔法が失敗して、デーモンが発生。その理由はさすがに、今後説明されるのでしょうね。
ちなみにデーモンとは、コンピュータ用語では”バックグラウンドで動作するプログラム”のことです。たとえば、新着メールを定期的にチェックするプログラムを”メールデーモン”と呼んだりします。ユーザーが知らないうちにOSが起動して、ユーザーに見えないところで密かに動いているので、そういう名前が付いたのでしょう。
現代魔法のためのプログラムにも、バックグラウンドで動作するデーモンがあり、今回はそれが何かの原因で暴走したのでしょうか。
こよみの初めての魔法は、”お守り”のペンダントを握って精神集中したことで発動したようですが、それって『現代魔法』なんですかね? コンピュータが介在している様子が無いけれど、実はあのペンダントは電子仕掛けなのだろうか。そのあたりもよくわかりませんでした。魔法のシーンの演出は綺麗だったけれど。
姉原女史がこよみを弟子にしたのは、こよみに何か才能を感じたからでしょうか。あるいは気まぐれか。いまいち、こよみの良さがわからないので盛り上がらないのでしょう。
そもそも、1話と2話との関連が謎ですね。時系列が前後しているようで、さすがに3話で説明があるのでしょうけれど、なぜこういう構成にしたのでしょうか。今回、監督自身が絵コンテを担当しているところから見て、本来は今回が1話のはずだったのでは。でもあまり面白くないので、”1話切り”されないために順番を入れ替えた、と邪推してしまいます。先週の第1話のほうがずっとよくできていました。
3話では弓子が再登場するようだし、背景についてもいろいろ説明されることを期待しています。
あと小ネタですが、委員長の”嘉穂”という名前は、明らかに電子パーツ屋の『嘉穂無線』から来ているのでしょう。昔は電子工作キットなどを豊富に出していて、今の秋月電子通商のような存在で、子供のころはお世話になったものです。ずいぶん前から、その方面では名前を聞かなくなりましたが、さっき検索したら、今はホームセンターになってるようで。しかしマニアックだ…
ポチッとしていただけると励みになります!↓
ちなみに、ペンダントは原作とはデザインが変更されていますね。絵として映えないからああしたのか、設定そのものを変えたのか。原作ではコンピュータに縁の深い方(含む自作者)になじみのある「あるモノ」がついていて、これがコンピュータを使った魔法だということがたやすく理解できるようになっています。そんな小さなもので何を…ということについても、原作の人間観の説明を通じて一応理解できるようになっていますが、アニメではその辺の話は出るでしょうか…
とりあえず嘉穂が噛んでもわかりやすくならないと相当苦しいですね(汗)原作1巻は前半割りと地味な部分の比重が大きいので、面白くしようとしたらかえってわかりにくくなってしまった感じでしょうか。たぶんこよみも実はまだよく理解していないので、彼女と嘉穂をどう動かして説明するのかに注目しています。って言ってるそばから、予告を見たら次回(たぶん)またデーモンか(笑)魔法異世界と電脳空間の関係が理解されないと飽きられちゃうぞ(笑)やっぱり原作でも人気のあるガジェットなんですかね。ちょっと出し惜しみした方がいいような気もしますが(汗)
それでは失礼します
なるほど、小説では”辞書風の説明”まで使って、現代魔法がコンピュータ上でどう働くかについて解説されているのですね。アニメでそれがどこまでやれるかが気がかりです。Cパートの解説コーナーで補完できるといいのですが。
『嘉穂』にはニヤニヤしてしまいましたよ。原作者の方とは話が合いそうです。