『イヤボーン』ではない理詰めのバトルシーンが好印象。ニードレス 第2話 『イヴ・ノイシュヴァンシュタイン』 の感想です。
このアニメ、公式HPがイマイチなせいか、視聴意欲が上がらずにノーマークだったのですが、なんとなく1話の録画を見たら面白くて、2話を楽しみにしていました。
いわゆる超能力バトルものですが、これでありがちなのは、ピンチに陥ったときにキャラが「いやーっ」と叫び、そこで能力が覚醒して敵が「ボーン」と爆発するという、いわゆるイヤボーン展開です。このアニメでも、ギド少年がピンチで覚醒するのかなーと思いながら見ていたのですが、そうではなかったですね。
ここではしょちゅう書いてることなのですが、バトルシーンにはルール(制約条件)が必要だと思うんですよ。ルールを視聴者も理解していて、主人公たちも基本的にルールを守って戦い、勝ったときに納得感があるのが良いバトルシーンでしょう。もちろん、たまにはイヤボーンもあっていいのですが、そればっかりのバトルものは僕は評価しません。
このアニメでは、『ニードレス』という超能力者が登場し、”何でもあり”にも見えるのですが、『ニードレスの能力はひとつだけ』というルールがあり、それがミソなのでしょうね。ゆえに、相手の能力の正体を見破り、その弱点を突くことが戦術になります。ジョジョあたりを思わせ、そういえばジョジョを思わせる演出は多くあるので、意識してるのでしょう。
2話では、相手の能力が”物質を透明化させること”と見破った段階で、勝ったも同然でした。いくつかの手がかりを元に、能力を見破る過程は良かったですね。ギド少年のお手柄であり、彼の存在価値はそこにあるのでしょう。
『ニードレスの能力を使うとカロリーを消費する』というルールもあり、際限なく能力を使えるわけではないようです。しかし、ジュースでいつでも補給できるのであればあまり制約にならないので、詳しいところはまだ不明ですね。
当初は絵や演出の古臭さが気になっていたのですが、明らかにわざとやっていて、クオリティは高いと思えます。キャラクタもなかなか魅力的だし、今後も増えていくようなので、楽しみな作品になっています。EDに登場する3人娘は、特に気になるが…
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