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ここは「キャシャーン sins 24話(最終回) 「巡り咲く花へ」 感想」 の個別エントリーです。
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このところ感想を書くのをサボっていましたが、最終回ということで書きます。キャシャーン sins 24話 「巡り咲く花へ」 の感想。

「考えるな、感じろ」と言ったのはブルース・リーですが、この作品はそのように”感じて”楽しむのが正しいのでしょう。ストーリーは断片的にしか語られず、正直よく判らなかったのですが、あえてそうしたのでしょうね。すべて明快に説明するのは野暮であると。この物語世界や、キャシャーンの生きざまで何かを感じてくれればよいと。

でも野暮を承知で、不明点を自分なりに補完しつつ、解釈したものを以下に書いておきます。解釈というよりは妄想です。

かつて、ロボットたちは永遠の生命を持っていました。特殊なナノマシンの働きにより、それが可能になったのでしょう。永遠に劣化せず、新品同様のままでいられたわけです。

しかし、キャシャーンが看破したように、死なないということは、生きていないことも意味するのでしょう。永遠の生命に倦み、死に癒しを求める人々のために、ルナが作られました。ルナの血液(作動流体?)は永遠の生命の源であるナノマシンを破壊する機能を持っていて、死を求めるロボットに安らかな最後を与えました。

ルナを作ったのは、ブライキングボスなのか、あるいは別の人なのかはわかりません。いずれにしても、ルナに集い、死を求めるロボットが増加する状況に、ブライキング・ボスは危機感を持ち、ある実験プロジェクトに着手します。その狙いは、人間のように子孫を残し、人間のように寿命で死ぬロボットを作ることでした。オージはそのプロジェクトの中心人物だったのでしょう。

しかし、何らかの理由でそのプロジェクトは失敗しました。少なくとも、ブライキング・ボスは失敗したと考えました。そこで、失敗作のキャシャーンたちの再利用として、ルナ殺害を命じます。

キャシャーンとルナが戦い、二人の血液が交じり合ったとき、予想外のことが起こりました。ルナの”死を与える”ナノマシンと、キャシャーンの”子孫を残す”ナノマシンとの相互作用により、二種類のナノマシンが生まれたと考えられます。いわば”死のナノマシン”と”生のナノマシン”が。死のナノマシンは急速に自己増殖して、世界に蔓延しました。これが『滅び』です。

一方で、ルナとキャシャーンの体内のナノマシンは”生のナノマシン”に変化しました。それにより、ルナは永遠の生命を他者に与える機能を持ち、キャシャーンは不死身になりました。

ではリンゴは何でしょうか。これも妄想ですが、”子孫を残すロボット”の実験は、実はある程度成功して、レダは子をもうけたのでしょう。それがリンゴです。しかし、オージはその子供に情が移り、ブライキング・ボスに利用されるのが忍びなかったので、子供を隠して、実験は失敗だと報告したのではないか。父親はたぶんキャシャーンでしょう。

話は最終回に飛びますが、キャシャーンがルナに会いに来たのは、「永遠の生命を与えるのはいいが、それを押し付けるな」と伝えたかったからではないでしょうか。滅びで死にそうなロボットに生命を与えるのはいいけど、永遠の生命までは望まないロボットも多いので、やたらと永遠の生命をサービスするのは間違っていると。そんなことを続けていると、今度こそ殺しに来るぞという最後通牒です。

ルナは「死のない世界」を目指していましたが、キャシャーンにそういわれて、多少は自粛するようになったのでしょう。永遠の生命を希望しないロボットには、当面の滅びを遅らせる程度の癒しを与えるようになったのかもしれません。

一方キャシャーンは、かつてのルナのように、死に癒しを求めるロボットに、死を与える存在になりました。辛い仕事ですが、それも自分のオトシマエだと考えているのでしょうね。

リンゴは、子孫を残せるロボットであることはラストで仄めかされています。彼女がイブとなって、この滅びた世界に再生をもたらすのですね。ではアダムは誰なのか。既存のキャラではキャシャーンしか思い浮かばないので、きっとそうなのでしょう。キャシャーンが父親だとすると近親相姦になってしまいますが、聖書でも創世記の人々は近親相姦しまくりであり、頭数が少ないうちはやむをえないでしょう。

以上、余計なお世話の考察でした。ともあれ、”死とは、そして生とは何か”について、いろいろと感じさせてくれる作品ではありました。僕はプリンを思い浮かべましたね。子供の頃、給食にプリンが付く日は、ものすごく嬉しかったじゃないですか。何日も前からチェックして、その日は朝から楽しみで。

でも今では、プリンなんてスーパーに行けば3個で百円とかで売ってるわけで、特別なものでは全くないし、いつでも食べられるからといって、毎日食べようとは全然思いません。限りある生とは、給食のプリンみたいなものかなと思ったのでした。

最終回は総評をやることにしているのですが、すでにたくさん書いたし、今日はあまり時間が無いので(明日は5時起きで…)後日書きます。

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コメント
この記事へのコメント
感想、とても楽しく拝見させていただきました。私も同じような捉え方をしています。
この物語が「キャシャーン」である必要があったかどうかは置いておいて、この作品がとても好きです。
キャシャーンは生まれた時点で殺戮機械だったようだし、レダは自分たちの作られた理由は知っていた(が記憶が消されてる?)ようでしたので、個人的にはリンゴはディオとレダの子で、キャシャーンと結ばれるといいなと思ってみたり。それでも近親風味なんですけどね(^^;
オージはリンゴ誕生に何らかの危機を感じて2体の記憶を操作しブライキングボスに虚偽報告をしてリンゴを隠したのかな、と想像しています。

こんなにも視聴者に媚びない作品はしばらくは出てこないでしょうね…。

お目汚し失礼しました><
ではでは!
2009/03/22(日) 23:55 | URL | にゃ~ #qDBtKGMg[ 編集]
楽しんで頂けてなによりです。解釈が難しい作品だけに、いろいろ妄想できるのはいいところですね。

リンゴは最大の謎です。あまりに情報が少ないですから。ディオ父親説もアリだとは思うのですが、ディオとリンゴのカラミがほとんど無いんですよね。

この作品の突き放しぶりは、いろいろ凄いと思いました。でもこういうのがあっても良いと思うし、僕は楽しみましたね。
2009/03/25(水) 02:08 | URL | メルクマール #WstX4HDY[ 編集]
コメントありがとうございます! コメント大歓迎ですが、このブログは原作ネタバレ無しの方針で運営していますので、ご協力をお願いします。
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