リンゴの生い立ちの話と、ディオの話の二本立てでした。共通しているのは『守るべきもの』でしょうか。
リンゴはてっきり、キャシャーンのような新世代のロボットだと思っていました。キャシャーンも血(ナノマシン?)が出るようなので。でも普通に人間だったのですね。
滅び行く世界は、人の一生を象徴していると思えます。人間も、青年の時期を過ぎると滅びに向かうわけで、その運命の中であらがうのが人間なのでしょう。そんな人間にとって、子供の存在は希望になりえます。滅び行く世界で生を受けたリンゴは、この世界の希望なのでしょう。
ディオは、キャシャーンへの復讐心に支配されて、他のことは手がつかない状態でしたが、2人組に惨敗し、ブライキングボスと話したことで、何かに気づいたようです。その"気づき”の内容は、今ひとつわからなかったですが。 キャシャーンが『守るべきもの』を得て強くなったように、ディオも自分が守るべきものに気づいたのでしょうか。
男として第一に『守るべきもの』といえば、自分の女であり子供でしょう。生物的な意味での男の存在意義はそれですからね。キャシャーンは、リューズとリンゴは特別な存在だから守りたい、と言いましたが、それはつまりそういうことでしょう。いかにも生物的ですが、キャシャーンたちは子孫を残せるロボットとして作られたので、そういう本能があっても不思議ではなく、むしろあるはずです。
ブライキングボスは何か企んでいると思っていたのですが、そうでもなくて、ロボット達が安らかに滅びることを願っているようです。滅びを招いた張本人であることに責任を感じているのでしょうか。オージーと共通点がありますが、2人の違いはリンゴがいるかどうかでしょう。
リンゴの存在感が大きくなりつつあり、きっと重要な役目をするのでしょう。一方で、復活したルナ(?)は14話でちらっと出たきりであり、気を持たせてくれますね。でも今回、ルナの手がかりをつかんだようで、ゆっくりとですが物語は動いています。
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