メルクマール

原作既読なので、話は分かっているわけで、原作に無い魅力があるかどうかがポイントです。マリア様がみてる 4thシーズン 第1話 「学園祭はショック2」 の感想。

僕は原作小説から入った人で、アニメはDVDで1期だけ見ました。忠実にアニメ化していて、及第点ではあると思うのですが、微妙な残念感は拭えなかったのですね。この感覚は、ちょっと喩えが変かもしれないけれど、新約版の『赤毛のアン』を読んだ時に近いです。新約版はいくつかあるようで、どれだったかは忘れましたが、書店で手にとって読んだところ、どうにも違和感があったのですね。確かに言葉が現代風で分かりやすくなっているけれど、村岡花子さん（50年以上前に最初にアンを翻訳した方）の文章にあった『ユーモア』というか、『諧謔』が失われていると思ったからです。

”マリみて”のアニメを見て感じたのもコレでした。『ギャグ』はあるかもしれないけど、『諧謔』は無いなと。小説とアニメは別の表現手段だから、違いがあるのは仕方無いわけで、アニメはより耽美な方向に振ったように見えました。それもアリでしょう。でも僕としては残念なところです。

2期や3期を見なかったのは、アニメに原作以上の魅力は無さそうだし、キャラが動いているところは一通り見たからいいや、と思ったからです。4期が始まったということで、せっかくなので見てみましたが、印象は１期と変わらないですね。動いている乃梨子や瞳子が見れたのは良かったですが。

乃梨子といえば、タクヤ君と仏像を見に行くエピソードはやらないのでしょうか。あれは夏休みだったので、時期は過ぎちゃってますね。あの話をどうアニメ化するのかは興味があるので、ぜひ見たいと思うのですが。

今後も時間があれば見るつもりですが、感想は書かないと思います。そもそも原作既読だと書きにくいですし。

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