過去を振り返るのを止めて、希望に向けて歩き出したかに見えた彼の前に現れたのは、グロテスクな過去でした。キャシャーン sins 13話 「過去は目の前に満ちる」 の感想です。
キャシャーンにとって最悪の過去とは何でしょうか。彼は自分が生まれた目的と、ルナを殺した理由を求めていました。自分が殺戮機械ではないこと、ルナを殺したことは止むを得ぬ理由があったか、あるいは間違いであること、を期待していたと思えます。でも、彼の願いは最悪の形で裏切られました。
キャシャーンは、ルナを探すことを心の拠り所にしていましたが、今の状態では彼は何度でもルナを殺すでしょう。彼に救いはあるのか。
あるとすれば、リンゴでしょう。ブライキング・ボスの命令で暴走状態になったキャシャーンを、リンゴはまがりなりにも止めました。彼女がキャシャーンの暴走を止めたのはこれが始めてではなく、5話でもありましたね。彼女には、ボスの命令に抵抗できるような、何か特別な力があるのでしょうか。
アバンも新展開。これまでキャシャーンとルナだけだったのが、初めて第三者であるリンゴが登場しました。リンゴは何者でしょうか。手を怪我したときに血を流していましたね…。
キャシャーンは、やはりナノマシンを応用したロボットのようです。繁殖できるロボットとして作られたが、失敗作だったらしい。でもルナの”血”(ナノマシン?)で不死身になったということは、完成形になったと言えるのかもしれません。ということは繁殖できるのかな。
今回は重厚なホラー調の映像で、キャシャーンの恐怖と苦悩が伝わってきました。絶望に突き落とされた彼の今後が気がかりですが、次回は年明けです。
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