待望のフレンダー回ですが、久しぶりに人間が登場した回でもありました。キャシャーン sins 11話 「己の使命のもとに」 の感想です。
世間では猫ブームのようですが、僕はだんぜん犬派ですね。フレンダーの忠実さや、パワーとスピードに惚れ惚れします。フレンダーは俺の犬、ということで。
一心不乱に地面を掘るフレンダーは涙ぐましいものがありました。その冒頭のシーンから、戦闘シーンの回想になり、さらに旅をする集団へと移っていく映像は、重厚で印象的でした。
ルナを探してさすらう集団と、そのリーダーであるジンが登場。2話で登場したコミュニティとは対称的です。あのコミュニティには目的がなく、死を待つだけなのに対して、ジンのグループには目的があることが違いますが、最も大きな違いは、人間も一緒にいることではないでしょうか。
この世界の歴史はまだ不明ですが、本来はロボットと人間は仲良く暮らしていて、その後、ロボットが人間を支配する世界になったのでしょう。多くの連中は、とりあえず滅びを止めることを目標にしていますが、ジンはさらにその先の、『ロボットと人間が仲良く暮らせる世界』を見据えているのでしょう。
いわば、キリストのような人ですね。キリスト教はユダヤ教をベースにしていますが、ユダヤ教が”迫害されがちなユダヤ人を救うための民族宗教”であるのに対して、敵も含めてみんなを救うというのがキリスト教の思想です。今日の生活も苦しい当時のユダヤ人にとって、それは遠大すぎる理想に思えただろうけれど、理想が高いだけに心に響くものがあったのでしょう。
ジンの仲間達も、ジンの高い理想に共感しているのでしょう。ジンの体に滅びの徴候が無いのは、その『高い理想』が滅びのシステムに作用している、という可能性はどうでしょうか。滅びとは、実はそういう理想の世界を作るための過程ではないかと、ふと思いました。
この絶望的な世界にあって、ジンのグループは残された希望なのでしょう。彼らとキャシャーンとルナが一同に会したとき、何かが起こると期待しています。
アバンの回想シーン?に微妙に進展が見られます。「ルナ、君の血は何なんだ」と言っていました。前回はルナが「あなたの血が私を変えていく」と言っていましたね。想像するに、それぞれの血にはナノマシンが含まれていて、お互いの体がお互いのナノマシンに影響されて変化する様を表しているのでしょうか。ルナのナノマシンがキャシャーンの不死の秘密とか。だとすると、「キャシャーンを喰らえば不死になれる」という噂は荒唐無稽でもないのかもしれません。
ランキング参加中でなので、ポチッとしていただけると励みになります!↓
ジン達と一緒に行動しないのは淋しいですね。ですがキャシャーンと一緒にいるとキャシャーンには悪いですがよくないことが起きそうなのでよかったのですかね。
理想の世界をつくるためのシステムですか…ありえそうですがルナがそんなことするはずなさそうなのでまだ裏に誰かいそうですね。
しかしもしキャシャーンのナノマシンが関係してるならアンパンマンみたいに身体の一部をあげることはできないのでしょうか…(
傷もすぐ直るし(
感想毎回楽しみにしています。頑張ってください!
そう、ジンたちと別れたのは僕も残念でしたが、また会うことになるのでしょう。そのときに何かが起こると思えます。
ルナは黒幕では無いと思いますね。まだ登場していない重要人物がいるのでは、とにらんでします。
アンパンマンシステムは確かにありなのかもw。いや、実際そういう展開があるかもしれませんね。ナノマシンを分けてあげられるとしたら。
温かいお言葉ありがとうございます。読んで下さる人がいるのでがんばって書いています。