可愛くて頭が良くて行動力があるお姫様、となれば周囲が放っておかないでしょう。タイタニア 第9話 「小さな風」 の感想です。
イギリスのダイアナ妃を思い出しますが、彼女の全盛期はそれはすごい人気でした。彼女のおかげで親英感情がアップしたので、それだけでも政治的効果はすごくあったはずです。英国民をひとつにまとめる働きもしたでしょう。その後いろいろあってバッシングもあったけれど、最後まで愛され続けていたと思います。民衆はお姫様が大好きなんですね。
だからアジュマーンがリディアを見て、これは逸材かもしれないと思ったのは確実でしょう。可愛いお姫様というだけで価値があるのに、さらに行動力と頭の良さを備えているですから。世間知らずで怖いもの知らずということはあるにしても。
ジュスランがリディアの頼みを聞いてアジュマーンと交渉したのは、それを察したからでしょう。アジュマーンはきっとリディアの価値に気付いているから、多少の頼みは聞き入れるはず、と読んでいたはずです。
でもバルアミー君は、そんなジュスランを見て感服したようです。小さな国のために、自分の立場が不利になるようなことをするなんて素晴らしい、と。でもそれは買いかぶりですね。とんだお人よしです。
ジュスランとリディアが出合って交渉する場面は、緊張感があって良かったのでは。王族としての威厳を保とうとするリディアと、それに敬意を払いつつも自分の意思は通すジュスラン。短いシーンだったけれど、二人のそれぞれの性格と、頭の良さが表れていました。
ここだけ見ると一休みのようなエピソードでしたが、ナレーションによれば、リディアはタイタニアを変える人物なのですね。ジュスランとファンのストーリーにリディアがどうからんでくるのか、楽しみにしておきます。
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