キャシャーンが何かを約束したのは初めて、でしょうか。キャシャーン sins 9話 「滅びの谷に咲く花」 の感想です。
天国があるとしたら、どんなところなのでしょうね。綺麗な花が咲いていて、悩みも仕事もなく、ふわふわと花を摘んだりして暮らす、そういうところだとしたら、あの『ロボットの墓場』の谷は天国だったのでしょう。ニコはもうとっくに死んでいて、あの天国から別の天国に旅立ったのでしょう。そう考えないとやりきれないようなストーリーでした。
でもキャシャーンにとって、今回は重要な転機となったようです。あてもなく彷徨っていたキャシャーンに、ようやく目的が出来たので。信憑性は低いとはいえ、ルナが生きているという情報はキャシャーンにとって大きな救いでしょう。彼には果たすべき約束も出来たので、もう「死にたいから殺してくれ」なんてことは言わないのでしょう。
例によって、叙情的な演出は印象的でした。冒頭の、ロボットが上から落ちてきて、その衝撃で花びらが散るシーンとか。死に行くルナと、包帯が解けるキャシャーンの対比とか。
オージーとボルトン(壊れたロボット)が同じ声なのは紛らわしかったですよ。最後の「ずっと待ってるからな」というセリフはオージーのものだと思っていて、さっきセリフを確認するために聞きなおして違うことに気づきました。
来週はディオが再登場のようですね。1クールものならそろそろクライマックスですが、2クールのようで。『キャシャーンの滅びツアー』を2クールやられるのは流石に飽きそうなので、そろそろストーリーにも転機が欲しいところです。
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