重苦しい展開の多いこのアニメですが、今回は輪をかけて鬱回でした。 BLASSREITER ブラスレイター 第7話 「憎悪の果てに」 のレビューです。
「どうしようもないよ。神様にだってできなかったんだから」とマレクは言ってましたが、神様に「お母さんに仕事が見つかりますように」とかお願いしても無駄なわけです。キリスト教って現世利益を求めるものではないですからね。 「現世は辛くても、お祈りしていれば来世はいいことあるよ」という教えであり、ニーチェはキリスト教を「奴隷の宗教」と言いました。
だから「キリスト教なんて信じない」という方向に行くならば、それはそれでOKなのですが、マレクは「神様にもできなかったのだから、自分ががんばったところで無駄だ」と考えるようになり、これは最悪です。論理的にも間違ってるし。 アマンダはあそこで口ごもらずに、マレクを諭すべきでした。自分でできないならカウンセラーのところに引っ張っていくとか。あのまま放置しちゃダメですね。
なんなら俺が説教してやんよ。自分のことしか考えていない甘ちゃんめ。アマンダが悲しんでいることを顧みず、さらにデモニアック化して彼女を苦しめようとしているなんて。 あんなに優しいお姉さんがそばにいてくれる幸せに気づくべき。
どうやら、隊長もデモニアックになるのでしょうか。ヘルマンはどうなのかな。いっそのこと、みんなデモニアックになってヒャッホイというのもいいかもしれません。
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