ゲーマーの心理をうまく突いていると言えますね。 ソードアート・オンライン 24話 『鍍金(メッキ)の勇者』 のレビューです。
300人の元SAOプレイヤーが囚われているという設定があったので、てっきり思考を操られた元SAOのプレイヤーが、キリトの前に次々と立ちはだかる、という展開だと思っていました。 でもそうはならず、あっさりラスボス戦になりましたね。 このあっさり感はアインクラッド編でもありました。 伏線が生かされませんでしたが、この先のシリーズに関わるのでしょう。
いくつかのMMO RPGをプレイしたことがありますが、イベントなどでゲームマスターが操るキャラクタ(GMキャラ)が登場すると、ちょっとしたアイドル扱いですし、対戦では圧倒的に強くて、やっぱGMに敵うわけないと畏怖の念を抱いたりします。 でもキリトは、そんなゲーマーにとって雲上人であるGMを倒してしまったわけで、ゲーマーの夢を実現したとも言えるでしょう。 究極の敵、「ザ・ラスボス」は、やはりゲーム製作者ですよね。
ま、キリトはGM権限を入手しちゃったので、いんちき気味ではありますが、一応イコールコンディションで対戦して、圧倒的なプレイヤースキルの差を見せつけて惨殺したのでした。 やや残酷だったけど、正直スッとしました。 このカタルシスを演出した子安さんの演技はお見事でした。
茅場の「残像」が登場しました。 ここのシステムは、人間の脳に直接アクセスして、記憶や思考の操作もできるそうなので、それを突き詰めれば脳のコピーをコンピュータ上に作れるはずです。 「残像」とは、そういうものではないでしょうか。
アスナと感動の再開でしたが、フェアリィ・ダンス編のヒロインは僕としては直葉/リーファで、彼女との今後のほうがもっぱら気になっています。 失恋しながらも、献身的に尽くす姿は妹キャラの鏡ではないでしょうか。 血はつながってないわけだし、今後もラブストーリーに絡んで欲しいですね。
次回は「世界の種子」ということで、茅場からもらったアイテムの話になるのですね。 新シリーズへの伏線を引いて、最終回で2期の発表となるのを期待していますよ。
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次週説明があると思います。(無い場合は補足コメをしますね)
>茅場
茅場の件は同じく次週でどうなってるかの説明があるはずです。
>血はつながってないわけだし
一応従兄妹(母親同士が姉妹)
なるほど、説明はいろいろ次週に持ち越しなわけですね。まだ1回か2回あるわけですし、種明かし編があるのかな。
確かに、直葉はいとこでした。まぁ結婚はできるということで。いつかいとこ婚についてのウンチクも書いてみたい。
■名無しさんコメントありがとうございます!
何のことかなと思って調べてみたら、ソウルイーターというアニメで、子安さんがエクスカリバーの声をしているのですね。
究極の武器がエクスカリバーってありがちですが、オベイロンはシェイクスピア作品に登場する妖精王なので、英国の伝説の剣が究極武器という世界観なんだろうなと思いました。
エコーといったところを考えると。
コピーではなくキリトが必要な残像だったのだと思います。
声(音)を投げかけ、その声の反射をみる心があって初めて見える存在。
キリトは感じ取ったのだと思います。
現実を認識といいながら隠せない悔しさにヒースクリフを思い出した。
須郷とは真逆だった男を思い出しながら、そのことをまるで茅場が「立て」といっているように感じた。
そういうことなのかなと思います。
それが茅場の現れたときの演出だと思っています。
あの茅場は須郷にもアスナにも見えずキリトにだけ見えていた。
そして、最後に現れたときもステージが消えたところに現れた。
茅場のいるあの場所はゲームと現実の間なのではないでしょうか。
最上部(GMの住まう場所)よりも現実に近い、でも現実でない場所。
そこは必要な者の前にのみ現れる願いを叶える店と同じ場所なのだと思います。
あるけどない、ないけどある、茅場はそんな世界の住人になってしまったのかなと思います。
>茅場からもらったアイテム
まだ使えないアイテムだと思います。
名前からしたらゲームの製作ツールだと思います。
でも、それだけでは意味がないのだと思います。
このアイテムはエクスカリバーと同じだと思います。
エクスカリバーにせよ何にせよ、あれらは人に自らが最も尊いと思える生き様を示すために存在してます。
茅場にとってはゲームはそれと同じ自分を示すことが出来る剣だったのだと思います。
でも剣だけでは意味がなくそこに自分なりのルールがなければ意味がない。
だから芽吹けばわかるといったのだと思います。
キリトの中にそれが芽吹いたときどうするのか。
茅場と同じくデスゲームで示すのか。
ツール自体を消去して自分の想いも全て忘れてなかったことにするのか。
その選択のときにはじめて意味を持つアイテムだと思います。
きっとその時には茅場はもう一度現れてこういうんじゃないでしょうか。
いいのか?それを抜いたが最期、君は人ではなくなるのだよ。
と、もう人ではなくなってしまった茅場がマーリンのごとく忠告しに来るのだと思います。
>やや残酷だったけど
そうでしょうか。
あの攻撃の全てに意味があったのだと思います。
修行(練習)が足りない(頬)
痛いのは当たり前だ(手)
とっとと剣を拾って構えろ(胴)
睨むなり、つば吐くなり何でもしろ(頭)
そしてその全ての回答を間違えた。
仏の顔も3度まで。
そういうことだったのではないでしょうか。
キリトは何だかんだいっても茅場やアリババと同類なんです。
挑む以上は命を賭けろ。
その覚悟は当然のもので、その覚悟のないものは「何故挑んだんだ?」の世界。覚悟なく挑んだ奴は死んで当然な世界の住人。
その世界の住人からしてみれば残酷でも何でもないんだと思います。
そして須郷の行為は
その程度の覚悟で盗めるとアスナや茅場の技術の価値を貶める行為。
ああなってもしかたなかったのかなと思います。