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メルクマール

ここは「【映画】 放課後ミッドナイターズ 感想」 の個別エントリーです。
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8月25日から公開されるアニメーション映画、『放課後ミッドナイターズ』のオンライン試写会に参加する機会を頂いたので、レビューを書きます。 ネタバレはなるべく無しで。

結論から書けば、この作品は大人ならば80%、子供ならば100%楽しめるのではと。 特に子供が楽しめる要素が満載ですね。

先日、『おおかみこどもの雨と雪』を小学校高学年の子供と一緒に見て、僕はすごく良かったと思いましたが、子供はあまりピンとこないようでした。 親子の物語というテーマ性が難しく、スッキリした決着も無いからでしょう。 「(農家の)おじいちゃんたちが面白かった」という程度の感想でした。

一方この作品は、アイテムを集めて回るという分かりやすいプロットだし、登場人物がみなコミカルでノリが良く、下ネタギャグもあります。 深夜の小学校が、子供の目の高さで描かれていて、「学校でこんなことが出来たら楽しいだろうな!」というアトラクションが詰め込まれています。 楽しめること請け合いでしょう。

でも大人である僕としては、観るのが辛い時間帯はありました。 「学校の怪談は実は本当だった」というプロットはありきたりで展開が読めてしまうし、3人の子供がどう見てもクソガキで、感情移入するのが難しく、見ていてイライラしたからです。

でもこの作品、勢いだけのドタバタコメディに見えて、実は緻密に伏線が張られていました。 ラスト近くで「そう来るのか!」という驚きがあり、エンドクレジットが出た時には「面白かった!」と思いましたね。 爽やかな視聴後感で、いまいち感情移入できなかった登場人物たちも、終わってみれば好きになれました。

映像的にも、見どころが多いですね。 ピクサー作品のようなオール3DCGによるアニメーションで、僕はあんまりこのジャンルに興味がありませんでした。 セルアニメが好きだからです。 3DCGとモーションキャプチャ(人が演技した動きをセンサーで読み取って取りこむ技術)なら、リアルにヌルヌル動いて当たり前じゃんという。

でもこの作品の場合、「人体模型や骨格標本が、やけに人間臭く動く」というところがキモなので、3DCG+モーションキャプチャのリアリティは効果的だと思えます。 ダンスもすごくいいしね。 竹中直人みたいな大げさな演技が、人体模型に不思議に合っています。 表情も3DCGとは思えないくらい豊かで、これはキャプチャではなく、丁寧に手で付けているのではないでしょうか。

予告編のビデオを貼りましたが、僕はこれを見ても、正直あんまり本編を観たいとは思えませんでした。 3DCGにもアトラクションムービーにもあまり興味が無く、人体模型が動くというだけのネタに走った作品に見えたからです。 でも観終わってみればとても面白かったので、予告編を見て面白そうと思った方は、観る価値は多いにあると思えます。 また、親子で見るのは特におすすめですね。終わったあとで親子で「面白かったね!」と言い合えることでしょう。

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