巨大ロボによる、血なまぐさい格闘シーンは大した迫力でした。 トータル・イクリプス 第2話 『帝都燃ゆ(後編)』 のレビューです。
某アニメのように、プロローグで全滅して登場人物全とっかえ、というのを危惧していたのですが、そこまでは行きませんでした。 でも近いですかね…
メインのストーリーの前日談ということなのでしょう。 敵の強大さを印象付けるには効果的でした。 とても勝てそうな感じがしません。 敵が初めてはっきり描かれましたが、兵器ではなく生物なのですね。
『レーザー』と呼ばれる敵が曲者のようで、ある程度以上の高度を飛んでいると狙い撃ちにされます。 これが、航空兵器が使えない理由のようです。 かといって、戦車のような地上兵器では、ベータの速度に太刀打ちできそうにありません。 なので、低空を高速に移動できて、かつ火力のある兵器が必要になります。
それだけなら、垂直離着陸のできるVTOL機のようなものでも良さそうですが、敵の数が多く、弾切れになりがちなので、空に逃げずに血路を開くには、格闘戦が有効なケースもあるでしょう。 レーザー以外の敵部隊は、遠隔攻撃をせずに体当たりするだけのようなので、それも格闘戦が有効な理由になります。 また、敵は航空部隊はいなさそうで、上から狙い撃ちにされる危険性は無いようです。
これらが、巨大ロボットが主力兵器になった理由なのでしょうね。 それなりに、納得感がある気がします。 少なくとも、SFとして説明を付けようという姿勢には好感が持てます。 今後もSF解説をやる甲斐がありそうです。
(ノズルが複数ある)ロケットの発射シーンをよく見ると、個々のノズルが独立して動いて、姿勢制御をしているのがわかりますが、この作品でもロボが垂直に浮上するときに、スラスターのノズルや脚がバランスを取るように動いていて、そういう細かい描写もいいなと思います。

戦闘シーンの迫力もかなりのものですね。 返り血を浴びる巨大ロボという表現も珍しいのでは。 エヴァであったかもしれませんが。 全編戦闘シーンでしたが、最後までダレずに引き込まれました。
次回からはかなり雰囲気が変わるのでしょうね。 オープニングが使い回しなのは、本来のキャラがまだ出ていないからでしょうし。 引き続き楽しみな作品です。
ポチっとして頂けると励みになります!↓

戦術機は、もともと月面の人型重機の技術を流用したものです。メルクマールさんが分析した通り、人型のほうが有効に対抗できます。その実績は、第一次月面戦争にすべに証明されました。(この世界では宇宙開発かなり進んでいます、月面も基地を建設しました。人とBETAの初の戦争もこの第一次月面戦争)
機体の性能差による、機体の動きの違いもよく表現されでいますね。唯依達が乗る瑞鶴は、第1.5世帯の機体、最後に出た武御雷は第3世代の機体です。その性能の違いはよく現れると思います。(武御雷はこの時点またロールアウトされていません、当時斯衛軍の大隊の指揮官の一人が無理言って、自ら武御雷の試作機に乗り出撃しました)
なるほど、兵器開発の話ですか。マクロスプラスみたいなノリだとしたら楽しみですー
■Zaxさんコメントありがとうございます!
月面から戦いが始まっているのは、1話で描かれていたので、そういうことだろうなとは思っていました。
世代の違いがあったのですね。シルエットはそれほど変わらなかった気がしますが、動きはスムーズだったかな。そのあたりも意識して見てみます。