夏アニメ視聴予定の記事で、来期は萌えアニメばかりだとボヤいた手前、希少な非萌えアニメである『夏雪ランデブー』のレビューを書くつもりだったのですが、あまりピンと来ず、代わりに期待できそうなこちらにします。 恋と選挙とチョコレート 第1話 『廃部』 のレビューです。
幼馴染が朝起こしに来るという、典型的なハーレム萌えアニメですけどね。 でも既に伏線がいろいろ張られていて、世界観も面白いので、単にハーレムでラブラブする話では無さそうです。
巨大学園を舞台に、生徒による高度な自治が行われており、生徒会や委員会が動かす金は大きく、贈収賄もあたりまえという世界観は、僕としては『パズルゲームはいすくーる』を思い出させます。 今ではわりとある設定ですが、当時は斬新だと思ったんですよね。 本格的なミステリーもので、傷害などもアリの事件を起こすためにそういう設定にする必要があったのでしょうけれど、その副産物として、ミニ社会のような楽しそうな学園生活が描かれていて、子供心に憧れていたのでした。 あの作品は名作で、今ならアニメ化されたかもなぁ。 ってか、Wikipediaによるとまだ続いているみたいですね。
話を戻します。 この作品の舞台の学園では、治安部、総務部、財務部という『行政三部』があり、 その上に立つ『執行部』の長は選挙で選ばれるというシステムです。 現実社会の縮図ですね。 行政三部は総務省、財務省などの行政機関を模していて、執行部が内閣、あるいは大統領府でしょう。 行政の長が直接選挙なので、米国などの大統領制と近いですかね。 生徒会長選は例年、行政三部が推す候補が当選するとのことで、知名度や組織力が物を言うようです。
主人公たちは、廃部の危機から部を救うという目的で、立候補を決めますが、そもそも死守するほどの部活とも思えないし、ダメ元の軽いノリで始まったように見えます。 でもこの学園には深い闇が存在するようで、主人公たちは選挙選の過程で、それに直面し、選挙に勝つ意志を固めるようになるという展開ではないでしょうか。 面白そうでは。
主人公の特殊能力は、「物事の本質を見抜く力」とかかな。 今後生かされるのでしょう。 彼は部員たちからはイジられキャラで、軽んじられているように見えたけれど、全員一致で立候補者に選ばれるあたり、なにか良さがあるのでしょう。 それが今後発揮されることを期待しています。
食研部の部員たちは、人数が多いけれど皆似たようなノリで、あまり印象に残りませんでした。 それよりも、ライバルである財務部の東雲皐月が気になりますね。 ああいう有能なクールキャラは好きですし。 彼女は敵なのか味方なのか。
ギャルゲー原作の青春ものといえば、『ましろ色シンフォニー』が記憶に新しいのですが、これは女子高が共学高に改組される過程を描くというもので、面白そうな設定だと期待していたのに、あまり関係無くなって、恋愛沙汰に終始したのが残念でした。 メインではないルートのストーリーをアニメ化したらしいですね。
この作品もギャルゲー原作で、いろんなルートがあるわけなので、そうなる可能性もありますが、メインのストーリーをやってくれるものと期待しています。 まぁ、東雲皐月ルートでもいいけどね!
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