待望のリアルロボットアニメか? トータル・イクリプス 第1話 『帝都燃ゆ(前編)』 のレビューです。 初回なのでなるべくネタバレ無しで。
ロボットアニメには、「スーパーロボット」と「リアルロボット」の区別がなんとなくあって、ありそうなメカ設定と、ミリタリーテイストがあるものが後者に分類されます。 ガンダムやマクロスがそれですね。
このところ、ロボットアニメは少なくありませんでした。 STAR DRIVER 輝きのタクト、輪廻のラグランジェ、アクエリオンEVOL、エウレカセブンAOなど。 でもこれらはロボットがオーバーテクノロジーの産物という設定なので、リアルロボットとは言えない気がします。 エウレカはまだリアルロボット寄りですが、メカそのものにはあまりフォーカスされていません。
そんなわけで、ガチなリアルロボットものに飢えていたのですが、この作品はかなりガチで、しかもミリタリーテイスト満載に見えます。 まだあまり説明はありませんが、背中のハードポイントだけ見ても、兵器っぽくていいですね。 ロボット兵器って、剣やミサイルといったオプション武器を装備するための専用の場所があるものが多いですが、それだと汎用性に欠けるので、兵器の設計としてはあまり良くないと言えます。 『戦術機』の背中にある武器増設部分は、戦闘機のハードポイント(パイロン)を思わせる汎用性の高そうな形状で、合理的だと思いました。
HUDの表示やオペレーターの会話なども、それっぽい雰囲気を出していて、きちんと考証されているなと感じます。 ただ、いくらリアルだといっても、『歩行兵器』の非合理性は付きまとうのですけれどね。 そのあたり、一番うまく説明しているのは『フルメタル・パニック』だと僕は思ってますが、この作品はどういう説明を付けているのでしょうか。 あまり本筋には関係ありませんが、興味があります。
女性パイロットのスーツが妙にセクシーなのはお約束ですが、あれは宇宙服も兼ねていると思われ、そのためには、空気を排除したぴったりしたスーツにするのは合理的です。 普通の宇宙服は、真空中では内圧でパンパンに膨らんでしまうので、手足を動かすだけでもすごく力が必要なのだそうです。 肌にぴったりフィットして空気が入らないようにすれば、内圧で膨らまずに動きやすくなるので、そういう宇宙服は実際に研究されています。 いいですな宇宙。
敵とは意志疎通できないという設定も、SFらしくて良いでしょう。 敵の異星人がべらべらしゃべって、妙に人間臭いとガッカリすることはあります。 作品のテイストにもよりますが。
戦況もなかなかハードで、主人公メカの無双の活躍で戦況逆転、とはいきそうにありません。 たぶん、大きな戦争の一部という描かれ方なのでは。 展開としては地味なのかもしれませんが、雰囲気が良いので今後も期待しています。
ポチっとして頂けると励みになります!↓

作中でも説明してるけど敵のレーザー級の対空迎撃力が半端無いので航空兵器は駆逐されてます。
>パイロットのスーツ
あのスーツは生体保護も兼ねてます。
戦術機の機動は体への負担が大きいのでスーツで緩和してます。
>敵とは意志疎通できないという設定
BETAは実は○○○○○○なのでそもそも意志疎通………
>戦況もなかなかハードで、主人公メカの無双の活躍で戦況逆転
ハードどころじゃなくて絶望的(なにせアメリカでさえカナダに大量の核を打ち込んでなんとか防衛なぐらいですから)です^^;ファンディスクのALTERED FABLEの中の 暁遙かなり というおまけSLGをするとわかりやすいです。
BETAの正体はしばらくは謎のままなのでしょうね。
核を打ち込んで防衛ですか。ヒロインたちは、あまり勝てそうにないですね…