で、主人公は誰なの? BLASSREITER ブラスレイター 第1話 「絶望の始まり」 のレビューです。
警察官?のヘルマンが主役かと思ったら、ゲルトの方なのかな。でもそんな雰囲気でも無いですし。予備知識を入れずに見ているので、よくわかりません。
話の内容は微妙です。ゲルトがモンスター?になるきっかけは、チームや恋人から捨てられたショックからのようですが、”不敗のチャンピオン”という大スターを、怪我したからと即座にクビにするチームというのは有り得ないですね。 レーシングチームはスポンサーのお金で運営されており、たとえ”元”であってもチャンピオンは広告塔として貴重なので、スポンサー対策のために是非とも引き止めるものです。引退したレーサーが、チームに残ってスポーティングディレクター(レーサーを指導する監督)等のポストに付くのはよくあることで。 「当面の生活費の保証はする」とか言ってたけど、そういう問題じゃ・・・ GPチャンピオンのロッシの年収は数十億ですよ?
恋人にしても、怪我したからと離れていくような女は、早めに別れられてラッキーだと言えます。全般に話の背景やセリフが薄っぺらに感じられました。
アクションはなかなか。監督の板野さんって、あの板野サーカスの人ですよね。ミサイルの演出などに雰囲気がありますが、しかしCGなのが少し残念です。CGのリアルな動きもいいけれど、アニメならではのデフォルメされた動きも良いものなので。
バイクもなかなかかっこよい。レーサーに、ヘこへこ動く羽根がついていましたが、現在では、可動する空力パーツは車両規定違反です。未来は違うのでしょう。性能を高めるためというよりは、安全のためという名目なのかな、と想像。
女性キャラよりも男性キャラに力が入っているようで、どちらかといえば女性向きの作品なのでしょうか。 あるいは海外向け? 海外の視聴者にとっては、ゲルトがチームを追われるエピソードの違和感はさらに強いのではと危惧されます。欧州でのバイクレースの人気は凄いですから。
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