メルクマール

ピンチになって、逆転して、またピンチになってという起伏がいいですね。 　ハルユキたち4人に、それぞれ見せ場がありました。　固いので盾になれるシアン・パイル、火力でザコを一掃するスカーレット・レインなど、持ち味を生かして戦っています。　戦い方は性格にもマッチしているんですよね。

シルバー・クロウはあいかわらず電気に弱いようですが、地面に手を突き刺したらアースになるというのはどうなんだろう。　それならば、地面に寝転んだ時点で接触面積が十分あるので、アースになっていそうですが。　

そこに目をつぶれば、あの作戦はアリだと思えます。　普通の人間であれば、むしろアースを取ったほうが感電します。　電気が人体を通り抜けて、地面に逃げるからですね。　感電を防ぐため、底が絶縁体になった靴があるくらいです。

でもシルバー・クロウは自身に電気抵抗が少ない、導線みたいなものなので、アースを取ったことで大電流が流れ、電撃を出していた敵がその電流に耐えられなくなったと考えられます。　電池のプラスとマイナスを直接電線でつないだら、電流が流れ過ぎて電池が過熱しますが、それと同じ状態ですね。

イエロー・レディオは搦め手が好きなようで、ブラック・ロータスはその心理攻撃にやられてしまいました。　 ショックを受けるとモチベーションが下がって、アバターに接続できなくなるのですね。　もちろんそこまで考えての攻撃でしょう。

ピンチで復活するのはわかっていましたが、復活のキッカケも良かったかと。　ハルユキはいろいろ激を飛ばしますが、決め手となったのはおそらく、「たかが男一人の思い出と引き換えるほど安いものだったんですか！」という言葉です。　これを聞いた黒雪姫は、自分とレッド・ライダーが恋仲だと誤解されたと思って、否定するために正気を取り戻したのですね。　「そこかよ！」という、なかなか面白い展開でした。

全編に渡って、激しい戦闘シーンを作画するのは大変だったと思いますが、素晴らしかったかと。　エフェクトで動きを稼いではいますが、使い方がうまいです。　声優さんの演技にも熱が入っていました。　でもこれで終わりではなく、来週もまだ戦闘が続くようです。　スタッフの方々にはがんばって頂きたいですね。

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