メルクマール

原作を読んだ印象では、火憐はボーイッシュというか豪放磊落な感じで、僕の萌えポイントでは無く、火憐のシーンではそれほどテンション上がらなかったのですが、アニメの絵はとても可愛くて、さらに喜多村英梨さんの声が入ることで、ぐっとキュートなキャラになっています。　スカートをはいてモジモジするシーンは、なかなかのパンチ力でした。

パンチ力といえば、あの二人のどつきあいながらの会話劇も、アニメならではのテンポでいいですね。

阿良々木君は妹に対してクールを装っていますが、妹がいじめられていると思い込むと、担任教師にまで怒鳴り込む勢いだったりと、大概なシスコンです。　クールを装った仮面も、歯磨きシーンでは興奮のあまり剥がれ落ちていました。　あれが彼の真の姿でしょう。

歯磨きプレイをアニメでやるのは相当ヤバいだろうから、省かれるのではと思っていましたが、考えれてみればこれ、アニメで表現するのにうってつけなのですよね。　なにしろ、どんなにエロい表情を描写したり、喘ぎ声を出したりしても、「これは歯磨きをしているだけだから」という言い訳が成り立つわけで、合法的に、いくらでもエロくできるのですよ。　僕は西尾維新は、そこまで計算してこのシーンを書いたのだと今では思いますね。　恐るべし。

ところで、僕は半年に1回ほど、歯のクリーニングのために歯科に行きますが、そこでは美人の歯科衛生士のお姉さんが歯を磨いたてくれたりするわけで、まぁ気持ち良くはありますが、喘ぐほどでは全然ありません。　そこはそれ、そもそも「お兄ちゃんスキスキ」という妹の存在からしてファンタジーなので、歯磨きプレイもファンタジーということでしょう。

火憐が、慣れないスカートをはいて阿良々木君にまとわりつくのは、前回のエピソードで助けられて、惚れ直したからなのでしょうね。　火憐といちゃいちゃするだけで1話使ってしまいましたが、次回ももっぱら火憐とのシーンになるはずです。　でもこのエピソードの主役は月火であり、彼女とのシーンもたっぷりあるはずなのでご安心を。　今から楽しみなんですけどね。

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