最近『3月のライオン』を読んで、やっぱ3姉妹はいいなと思っていたのですが、これも良さそうな3姉妹ものです。 パパのいうことを聞きなさい! 第1話 『パパと呼ばないで』 のレビュー。
しかし、まず印象に残ったのは多摩モノレールでした…。 アニメでしょっちゅう使われるのですが、この作品では冒頭のシーンから、(ラストに流れた)オープニングアニメまで、多摩モノレールが全編に渡って大活躍。 モノレールの青空を横切って走る爽やかさが、映像にいいテンポを与えているとは感じます。
冒頭の、主人公の自転車をモノレールが追い越すシーンは、多摩丘陵トンネルのあたりですね。 モノレールが地面の高さまで降りてきてトンネルをくぐるるという、珍しい風景が見られます。 写真のトンネルはOPアニメにも登場しています。 そしてこの近くに中央大学があり、主人公が通っている大学のモデルになっています。 池袋からだと1時間はかかるので、確かに「東京の外れ」と言われても仕方ないかもしれません。
主人公は大学に入って一人暮らしを始めたばかりということで、僕にも同じ経験があるので懐かしいですね。 期待と不安と解放感と、そして新しい出会いと。
祐太には姉がいて、「女手一つで育てた」とのことなのですが、どうも血が繋がっていないようですね。 夫の連れ子を実の娘と同様に思っている、という話の流れで、「祐太だって同じよ」と言っていましたから。(実の姉弟だそうです。深読みしすぎか…)
ということは、小鳥遊家の3姉妹とも血が繋がっていないので、姪であっても結婚可能なのだな。 祐太君も、長女と次女にはしっかり異性を意識していたので、彼女たちとのラブコメになるのでしょう。
3姉妹が登場する作品ではたいてい、長女は面倒見が良いしっかりものというキャラ付けで、僕はそういうキャラが好きなので”長女萌え”だと言えます。 長女は妹たちの引き立て役に回り、恋愛面では報われないことが多いのですが、この作品は長女がメインヒロインっぽいので楽しみです。 CVの上坂すみれさんは、これが初めての名前付きの役なのでしょうか。 新人さんが大抜擢ですが、いい感じだったように思います。 着替えを見られるシーンで、最初は声が出なくて、悲鳴になって、やがて泣き声に変わる、という難しい演技をこなしていました。
3姉妹の父親は、バツ2で3回目の結婚ということで、姉妹はみんな母親が違うのかもしれません。 なにかと複雑な家庭で、それによる軋轢もあるのでしょうか。 どういうドラマが描かれるのか興味があります。
1話目はキャラ紹介で、ヒロインたちがテンポよく魅力的に描かれていたので楽しめました。 あとOP曲がとても良いですね。 この曲のような、ノリのよいキュートな作品になることを期待しています。
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祐太と姉の祐理は正真正銘の兄弟です。祐太が幼い頃に両親が亡くなったため、そこから祐理が「女手一つで育てた」ということです。
回想シーンもありましたが、祐理がバツ2の男性と再婚すると打ち明けた時に祐太が大反対をしたという経緯があり、そのため祐太は再婚相手に対する嫉妬や結婚をして幸せになった姉にこれ以上迷惑をかけたくないといった気持ちから小鳥遊家と一定の距離をとっている状態で、言葉の節々にこの距離感を感じ取ることができます。
ですが祐理にとっては弟の祐太は大事な家族に変わりないわけで、祐太の「せっかくの家族水入らずを邪魔しちゃ悪い」という台詞に対して「どんなに離れていたって祐太はずっと私の大切な家族なのよ」と怒ったわけです。
「祐太だって同じよ」という台詞は恐らく小鳥遊家は全員の血が繋がってるわけじゃないけどちゃんとした家族であり、祐太もまた小鳥遊家の一員なんだよという意味だと私は受け取りました。
このへんの人間関係を把握しているほうがこの後の展開がよりグッとくると思ったので、失礼ながら長々と講釈を垂れさせていただきました。
まったく関係ないですが、先日はツイッターのフォロー返しありがとうございました^^
でもいずれにしても、3女以外は血が繋がっていないので恋愛OKですね。ホームドラマとラブコメが楽しめる作品になるのでしょう。