中盤のクライマックスが決着しましたが、これは転機でもあるのでしょう。 TIGER & BUNNY 第13話 『Confidence is a planet of slow growth.(信頼という木は大きくなるのが遅い木である)』 のレビューです。
前回たくさんヒントがあったので、「そうだったのか!」的な種明かしはあまりありませんが、虎鉄とバーナビーの”信頼”を軸にしたドラマになっていて、これはこれでグッときました。 前回、虎鉄はバーナビーを信じられなかったことを後悔していて、今回は徹頭徹尾信じてみせました。 それによって、バーナビーの信頼も取り戻すことができたのです。
このことわざは知りませんでしたが、いい言葉ですよね。 信頼は木だと。 育つのに時間はかかるけれど、いったん育ったら、しっかりと根を張り、長年の風雪に耐えるのでしょう。
虎鉄がバーナビーに託した秘密兵器は、おそらくスタングレネードに細工したものですね。 スタングレネード(閃光音響手榴弾)は、ハイジャック犯鎮圧などに使われるもので、閃光と大音響を発することで、敵の不意をついて取り押さえるための武器です。 これに時間差を持たせて、まず音響を発し、ジェイクはそれには身構えていたので無効でしたが、遅れて閃光を発することで不意を突いたのでしょう。 既存の武器の改造なので、短時間でも準備できるわけです。 これを思いついた虎鉄は、なかなか凄いと言えます。
ただ、もしジェイクが複数の相手の心を読めるとしたら、虎鉄の考えも読まれていたわけですが、そこはジェイクがタイマン勝負を希望したことから、同時に1人しか読めないと推測したのでしょう。
ヘリコプターのテールが折れて墜落という、ハリウッドアクション映画でお約束のシーンでしたが(なぜアメリカ人はあれが好きなんでしょうね)、ジェイクは死んだのでしょうか。 バリアーで身を守れるので、生きている可能性は多いにあり、第二ラウンドがありそうですね。
バーナビーが英雄になり、楓も大喜びしていました。助けられたことがあるので、バーナビーファンなんでしょうね。 虎鉄は英雄になれなかったのが不満そうでしたが、それはポーズでしょう。 バーナビーは虎鉄の手柄を公言しませんが、それは、そうしたところで虎鉄は喜ばないだろうし、そのことは自分だけの胸に納めておこうと考えたのでは。 虎鉄はいつか「楓のヒーロー」になるのだと思いますが、すでに「バーナビーのヒーロー」にはなってるのでしょうネ。
今は市民はヒーローを称えていますが、冷静になったらどうでしょうか。 NEXTへの恐怖心が高まったのは間違いないと思うのですが。 ヒーローのあり方に、いろいろ問題があることも露呈したので、今後何らかの影響は出てくるのでしょう。
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