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メルクマール

ここは「[ C ] CONTROL 第10話 『collision(衝突)』 感想」 の個別エントリーです。
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疑問点もあるけれど、怒涛の勢いで押し切るストーリーです。 [ C ] CONTROL 第10話 『collision(衝突)』 のレビュー。

壮一郎と公麿が対決するのは、OPアニメにもあるので予定調和でしたが、ついにその時がやってきました。 悩んでいた公麿ですが、「現在のために未来を犠牲にするのは間違い」と気持ちを定めたことで、反対の主義である壮一郎との決裂が決定的になります。

本当にそれでいいんか、とも思うのですけれどね。 壮一郎を倒したとしても、日本が『C』に飲み込まれたら、結局何もかも無くなってしまうのではないかと。 でも公麿やジェニファーは、その危険は承知の上なのでしょう。 未来は不確実だと言いますが、壮一郎のやり方では確実に未来が失われるわけで、そうなるくらいなら、どうなるか分からない未来に賭けてみるという気持ちなのでは。 「不確実でも、可能性のある未来の利益に賭ける」というのは、アントレ(起業家)にふさわしい資質です。  大資産家になったことで、守りに入った壮一郎と対称的です。

また、周囲の人を守りたいというのが公麿の行動原理ですが、その中でも最優先が真朱なのですよね。 未来を失うということは、真朱を失うことを意味します。 だから、他の全てを掛け金にしてでも守りたいわけで、日本の存亡と、大切な女とを秤にかけた、壮大なラブストーリだとも言えます。 「お前が未来なんだよ。未来がお前なんだよ」というシーンは、ロマンチックでした。

公麿がディールに真朱を出さず、一人だけで戦ったのは無謀ですが、彼としては真朱を守るために戦っているので、無理に戦わせて真朱が倒れたら本末転倒なので、あの判断も仕方ないのでしょう。

戦闘が多くて楽しかったし、勢いがありましたね。 技名が面白い。 堀井の『インサイダー』は、相手の動きを予測するというフレーションで、企業の内部情報を使って利益を得る『インサイダー取引』から来ています。

真朱の『オーバーヒーテッド・エコノミー』は、直訳すると『過熱経済』ですが、つまりバブルのことでしょう。 景気がよくなると、お金が余るので株式市場などにお金が流れ込み、すると株が値上がりして利益が出るので、さらにそのお金が市場に流れ込み、という連鎖で市場経済が過熱する状態です。 要するに、景気がいい技です。

Qの『カニバリゼーション』とは、人肉を食う文化のことですが、広い意味では『共喰い』で、未来から借金して現在の破たんを回避するという、壮一郎の行動にふさわしいでしょう。

ジョルジュの『マージャーズ&アクイジションズ』は、M&A、つまり企業買収のことですね。 アセットは企業のメタファーなので、買収もあるのだろうと思っていましたが、強制的に買収するフレーションは、ある意味最強かもしれません。 制約はあるようですが。 そして、ジョルジュは公麿に譲渡されたようです。

『C』にアメリカが耐えたら、それがまた日本に返ってくるのはどういうことなんだろうとか、 疑問点はあるのですが、深く考えるところでもないのかも。 それよりも、”円”の信用を落すことでハイパーインフレを引き起こすという、壮大な作戦に惹きこまれました。 

作戦の原資が2兆円だとして、そのうち1兆円を1億づつ個人の口座に振り込み、残り1兆円をヘリコプターから撒く(まさにヘリコプターマネー!)とします。 人々が冷静であれば、2兆円くらいでは景気がちょっと良くなる程度ですが、うまく演出することで、「このままだと円が紙屑になるから、はやく外貨に換えなきゃ!」と一定の人々に思わせれば、それがさらに円の価値の下落を生み、パニックが広がり、雪崩的に円の価値が下がって、本当に紙幣が紙屑になることは、ありえるかもしれません。 いわゆる『取り付け騒ぎ』で、それで経済が危機に瀕した例はいくつもあります。 現実でも起こりかねないのが怖いのでした。

それにしても、このめちゃくちゃな状態から、公麿はどうするのでしょうね。 今や彼は、ダークネスカードの所有者になり、日本経済を動かせる存在になりました。 ミダス銀行は公麿に何をさせようとしているのだろうか。 謎が深まりますが、あと2話で全て解き明かされるのかな。 ちょっと心配になってきましたが、目が離せません。

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コメント
この記事へのコメント
素敵な考察の数々、いつも楽しく拝読しております。

Cとあの花ですが、フジテレビの番組表によると来週で最終回のようですよ!

最終回の記事も楽しみにしています。それでは。
2011/06/17(金) 23:59 | URL | ジョージマン #pYrWfDco[ 編集]
それぞれのアセットのフレーションの解説
とても参考になりました。

予知能力発動のフレーションを『インサイダー』
とは、よくできたネーミングだなぁと関心w

ここまでの流れを見てると、金融街の
システム(ミダスマネー)に依存している限り
未来を取り戻し、Cによる破綻から逃れるのは
難しいように思えますね。どうやって
決着を付けるのかとても楽しみです。
2011/06/18(土) 01:32 | URL | #-[ 編集]
■ジョージマンさんコメントありがとうございます!

いつも読んで頂いているとのことで、嬉しいです。
あ、次で最終回なのですか。11話で終わりというのも珍しい。ますます心配になってきましたよ… 

でもまぁ、センスのいいスタッフなので、まとめてくれると信じましょう。


■名無しさんコメントありがとうございます!

解説が、参考になったとしたら何よりです。企業間の戦いをモデルにした戦闘システムとして、よく考えられていますよね。

そう、ミダスマネーと金融街というシステムの上にいる限り、どうしようもならないと思えます。公麿がシステムを壊せるかに注目しているのですが、どうなるでしょうか。
2011/06/22(水) 17:46 | URL | メルクマール #WstX4HDY[ 編集]
コメントありがとうございます! コメント大歓迎ですが、このブログは原作ネタバレ無しの方針で運営していますので、ご協力をお願いします。
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