メルクマール

桂馬は、自分の考えを伝えるのに、物語仕立てにするのが好きですが、近頃は、経営者にそういう能力が必要だと言われたりします。　「ストーリーテリング」ともっともらしい横文字になっていますが、要は、自分のビジョンを部下に伝えるのは大切なことで、それを身近なことや体験をを題材にした物語にして、分かりやすく伝えるべきだということですね。

ただ、桂馬のストーリーテリングは、実体験ではなく、ゲームの中のことを例え話にしているので、ゲームを知らない人にはサッパリ伝わりません。　ゲームのことを教えるのに、ゲームの知識を前提にしているという矛盾に気付いていないのわけで、こういう人が世間からオタクと呼ばれます。　まるでダメな自分を見るようです。

エルシィが失敗するオチなんだろうなと思っていたのですが、あのオチは予想外で笑えました。　確かに、僕らであればまずやらない間違いだけれど、「普通の人」ならば大いにあり得ることで、自分（視聴者）も桂馬寄りだったことに気付かされるという、自虐的なエピソードでした。

2話目もオチがよかったですね。　桂馬を辱めるつもりが、自分が辱められることになり、それに赤面するハクアや、嫉妬するエルシィがとても可愛いラブコメでした。　この作者はストーリー作りがとてもうまいと思いますね。

久しぶりにハクアが登場しましたが、やはりいいキャラで、今後もストーリーに絡むことに期待しています。

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