コーナー氏、モビルアーマーで自ら出撃ですか。彼の目的は何なのでしょうか? 機動戦士ガンダム00 第24話 「終わりなき詩」 の考察です。
いまいましい イオリア・シュヘンベルグの亡霊どもめ。 この私、アレハンドロ・コーナーが、貴様らを新世界へのたむけにしてやろう!
つまり、コーナーはシュヘンベルグとは違う目的で動いていて、それは「新世界を創る」ものなのですね。 でも、そもそもの話、シュヘンベルグの目的も未だに不明なのでした。
120年前にあった、有人木星探査計画。あの計画が、ガンダム開発の開発に関わっておったのか。
だとすれば、やはりイオリア・シュヘンベルグの真の目的は、戦争根絶ではなく・・・ な、なんだ?
You have witnessed too much... (あなたは知りすぎた・・・)
エイフマン教授が殺されたときの一幕です。彼は、”真の目的”に気づいたようですが、ではコーナーは”真の目的”を知っているのでしょうか? 「神を気取る不遜な理想主義者」 とシュヘンベルグのことを評していましたが、このセリフからすると、戦争根絶という”表向きの目的”しか知らないのかなと思えます。 19話の考察で ”ファウンデーション”(アシモフのSF)との比較を書きましたが、あの話でも、ハリ・セルダンは、”真の目的”を後継者にも明かさずに死んだのでした。
私は欲深い男でね、地球とソレスタルビーイング、どちらも手に入れたいのだよ。
コーナーの言葉ですが、つまり即物的に、世界征服したいということでしょうか。男子として生まれたからには、一度は夢見てみるべきではありますが。 世界を支配しつつ、CBの科学力も手に入れたいという意味でしょうか。
でも、うがった見方をすると、「CBは地球のものではない」 ことを意味するのか、と考えたりします。21話の考察で書いた、「CB = 宇宙に生きる人」という見方は正しいのでしょうか? だとすると、やはりコーナーは”真の目的”(少なくとも視聴者には明かされていない目的) を知っているのかもしれません。 そして、シュヘンベルグとは違うやりかたで、それを達成しようとしているのかも。
コーナーはヴェーダに介入することに(ある程度)成功したのですが、彼はこのあと、どうやって地球を手に入れるつもりなのでしょうか。 CBの優位性の源であるGNドライブを、気前よく国連にあげてしまったのですが。
一番ありそうに思えるのは、擬似GNドライブを稼動させるために必要な何かを、コーナーが握っている、というものです。 たとえばGN粒子の供給ですね。 擬似GNドライブは、それ自体でGN粒子の生成が出来ず、外部から補給されなければ動かないのかもしれません。そして、GN粒子の製造手段は国連には渡さなかったと。 ただこの案にはいくつか難点もあり、前回の考察のコメント欄で、いろいろ議論されていました。 でも、この可能性は残っていると思えます。
散漫な文章になりましたが、つまりまだ謎がいっぱい残っていて、謎の復習をしてみた、というところです。 次が最終回ですが、とても解消しそうには無いですね。2期に丸投げな気がしてきました。
最後に、コーナーのモビルアーマーについて少し。 擬似GNドライブが7つ、装備されているように見えますね。 前回の考察のコメント欄で、”エクシアにGNドライブを3基積んだら、トランザムし放題でいいんじゃない?」と書いたのですが、敵に先にやられちゃったようです。
ガンダムは、GNバリアーを使っていると、攻撃や移動に大きな制限があるようですが(物量作戦に押されたときも、留まってバリアーで耐えることしかできなかった)、例のモビルアーマーは、強力なバリアーと強力なビームを同時に使えるようです。 常にトランザム並みのパワーを出せるということかな。 ガタイが大きいので、GN粒子もたくさん蓄積できるのでしょうか。 この兵器が有効だとすると、大艦巨砲的に、でかいほうが優位ってことになってしまいますが。 刹那たちは、どうやってこの厄介な敵を攻略するのでしょうか。 って、予告からすると散ってしまうのか?!
ポチっとして頂けると励みになります!↓
>必要な何かを、コーナーが握っている、というものです。
これはトライアルシステムだと思う。
ヴェーダを掌握していれば可能かと。
”遠隔制御する手段を持っている”という可能性も、前回のコメント欄で議論されていましたが、言われてみれば、トライアルシステムはそういうものでした。
ただ、ナドレがトライアルシステムを発動した感じだと、あまり遠方からは操作できない気もします。ともあれ、トライアルシステム、あるいはそれと同じ原理のものを使って、世界支配の道具にしようとしている可能性はありそうです。
ただ、国連はGNドライブを自力で作ろうとしているようなので、トライアルシステムに反応しないGNドライブも作れそうな気はします。 あるいは、GNドライブの原理的にトライアルシステムを回避することは難しいのでしょうか。
ううう、辛い。例え作り物と判ってはいても人の死はキツイですね、自分はキャラに感情移入しちゃう方なので余計に・・・グスッ。
リヒテー!クリスー!そして名前忘れたけどDr-!時間軸ちがうけどロックオンー!絹江ー!おまけでコーラー!君たちの事は忘れないよ・・・
さて、ここからは気持ちを切り替えて。
コーナーがトライアルシステムを用いての支配を目論んでいるとしましょう。
このシステム、”ヴェーダにリンクしている機体の制御を奪う”ってな内容だったと記憶しています。しかもパイロットも特殊な措置(コーディ○イター?)をしてないと操れない、と。
現状では、ヴェーダ→掌握済み パイロット→リボンズ、ネーナ(?)
となると条件は後一つ、GNXがヴェーダとリンクしてる事が必要になってきます。
ですがソレスタルビーイングのガンダムは現状独自のシステムにて運用されている。ということはヴェーダとのリンクは太陽炉搭載型MS稼動の絶対条件ではない。
これらの事から、やはりコーナーの”最強の”切り札になるとは思えません。切り札の一枚ではあるかもしれませんが。
やはりGN粒子供給源の独占という説が一番しっくりきますね。
以上が自分の意見です。長文失礼いたしました。
いやー、前回と言い今回と言い凄かったですね。
敵も味方もたくさん死でしまいました。
ロックオン、ダリル、アリー(?)、リヒティ、クリス、あとコーラ、次回はさらに死にそう。
そしてハムは最後まで出てこない・・・。
こんな書き方してますが、かなりショックでした。
まさかコーラがあんなにあっけなく消滅だなんて・・・。
気を取り直して今回は気になったこと、思いついたことをつらつらと並べていきます。
まず、トライアルシステムについて。
トライアルシステムでGNドライブ制御はありそうな話ですが、トライアルシステムって割と不可解なシステムだと思います。
ヴェーダに許可されないと使えないっぽい割に一時的とは言え、スローネアインとドライを支配下に置き、尚かつあまり離れて無いはずのツヴァイはスルーだったり、支配下に置くと言いつつシステムダウンさせるだけだったり。
どうなってるんでしょう・・・。
それに今回わざわざ「ナドレのトライアルシステムも無く」と言ったり、何か使えたら効果が有りそうな言い方だったような・・・(記憶違いだったり勝手な思い込みだったりしたらごめんなさい)
そういえばガンダム種では粒子にコンピュータウイルスを植え付けてバラ撒くことで他の機体を操ったりするMSがいましたが、トライアルシステムもこんな原理だったりして・・・いや、これは無いかな・・・。
あと、あのアッシマーもどきの事ですが、確かに太陽炉を7つも装備してれば防御と攻撃に半分ずつ割り振ったとしても、両方の面でトランザム以上のパフォーマンスを発揮できますよね。
そりゃ強い訳だ。
でも、GNフィールドって外からの攻撃は防ぎ、内側からは通すなんて都合の良い物でしたっけ?
でもトレミーの時はデュナメスの攻撃は通してた様な・・・どうでしたっけ?
確か収束率がどうこう言ってた気が。
また、以前まで疑似太陽炉(面倒なのでここからはタウと書きます)のGN粒子が赤いのはGN粒子には純度が低くなると赤くなる性質があり、タウの粒子は純度が低いからだと思ってました。
そう思った理由は、オリジナルの太陽炉の粒子は白色なのにそれらが使う粒子ビームは殆どのものがピンクがかっている事、一方、タウ搭載型が使う粒子ビームは全てがGN粒子と同じ赤色だったからです。
つまり粒子収束中に不純物が多少入り込むからピンクになるのでは、と思った訳です。
それに純度が低ければ当然(?)同じ出力を絞り出すためにはオリジナルより多くの粒子を伝達、消費しなければなりません。
オリジナル搭載型が粒子伝達バイパスに(トランザム用の)余裕がある設計だとして、タウ搭載型であるスローネやGN-Xが同じような伝達バイパスを使っていた場合、通常稼働時はは問題有りません。
しかし、タウもトランザムを使えると仮定するとどうなるか、数字で表してみます。
通常時の粒子伝達量をオリジナルを1、タウを1.5、伝達バイパスの限界伝達量を4、トランザム時の伝達量を×3と置きます。
この時、オリジナルのトランザム時の伝達量は3、限界まで1の余裕が有ります。
しかし、タウがトランザムした場合、伝達量は4.5、限界を0.5オーバーしてしまいます。
だらだらと書いてしまいましたが、要はタウ搭載機がトランザムを使うと機体の方が保たない、と言う技術的な理由になるのではないかと言いたかっただけです。
でも今回アッシマーもどきのフィールドとビームがオレンジだったのでこの説は何かダメだと思いました、以上!
なんか書いているうちに適当で冗長になってしまいました。
次はもっと精進しますのでご容赦を。
失礼致しました。
名前に偽りありまくりなのでそろそろ変えようかと(汗)
先週の続きであれなんですが、僕の購読している『GREAT MECHANICS.DX』という雑誌の00SF考証スタッフの方のインタビューで、
「簡単に言うと[Τ]は電気を入れてGN粒子を発生させる機関で、太陽炉と言うよりはGN粒子変換炉。ガンダムの腕とかの丸いパーツはGN粒子コンデンサー」
との記述がありました。
僕は、コーナーはGN-xとガンダムでできる限り潰し合いをさせるのが目的ではないかと思います。どう考えても国連軍ではあの金ぴかに勝てませんし、システムトラップの時点で全GNドライヴ掌握は諦めて、とりあえず実力で制覇しようと。
ヴェーダが[Τ]を制御下におけるなら、『本家GNドライヴが敵対勢力の手に無ければ』世界制覇できるのですから。GN-xがヴェーダの制御下に入っているかは不明ですが、いざという時に停止させたりできるのではないかと(皆さん指摘のとおりトライアルシステムとか)。
本編以外の情報源はいただけない、と言う場合は載せないでください。
主要キャラがこれだけどんどん死ぬというのも珍しいですね。クリスとフェルトはいいコンビだったので残念です。
トライアルシステムですが、たしかに「ヴェーダにリンクしている全ての機体を」と言ってますね。GNドライブとは言ってない。これを素直に取ると、GN-x や国連の独自GNドライブ搭載MS(将来出るはず)には、トライアルシステムは効果が無いことになります。
だとすると、トライアルシステムは、仲間うちでの安全弁でしか無いのですね。本当にそうなのだろうか? ヴェーダとのリンクに関係なく、GNドライブを外部から強制停止できるくらいの能力があると面白いのですが。
パシオさん、コメントありがとうございます!
コーラは何気に残念で、喪失感があります。ああいうキャラは、最後までふてぶてしく生き残って欲しかったのですが。
トライアルシステムがティエリアが言った通りのものだとすると、いまいち筋が通らない気がするのは同感です。やはり隠し機能があるのか、あるいは考証に難があるのか。
擬似GNドライブの粒子の色が赤いのは、不純物のせいというのはあるかもしれません。たとえばルビーとサファイアは、成分のほとんどは酸化アルミニウムですが、1%程度の不純物の違いによって、赤と青という色の違いになります。
擬似GNドライブの効率と伝達能力の考察は、興味深く読ませて頂きました。ちょっとした効率の差が、トランザム可否の決定的な違いになる、という可能性はアリですね。 こういうことが本編で語られることは無いでしょうけど、いろいろ考えるのは楽しいですね。
通りすがりさん、コメントありがとうございます!
>>本編以外の情報源はいただけない、と言う場合は載せないでください。
正直悩んだのですが、ストーリーには直接関わらないですし、なにより、今後も本編ではスルーされそうな話なので、このまま掲載させて頂くことにしました。
んー、擬似GNドライブ(タウ)は、GN粒子を生成することができるのですか。活動時間に限界があるのは、エネルギー(電気)に限りがあるから? しかし、だとすると、エイフマン教授の言葉とか、いろいろ矛盾しそうな気がします。
「GN粒子変換炉」とも言ってるので、GN粒子の元になる特殊な物質を、補給する必要があるのでしょうか。だとすれば筋は通ります。その物質を作るために本物のGNドライブが必要ならば、本質的には生成できないのと同じことだからです。
「ガンダムの腕とかの丸いパーツはGN粒子コンデンサー」というのは、前回考察した通りでした。オリジナルのガンダムにはあるけれど、スローネやGN-xには無いんですよね。