メルクマール

一口にツンデレキャラといっても、ツンツンしている理由によって、3タイプに分かれると思っています。

1. 照れ隠し
2. プライドが高い
3. 強がり（虚勢）

それぞれに被っている部分はありますが、どの要素が強いかによってタイプ分けができて、それによって攻略法も変わります。　ハクアは3番の「強がり」タイプに見えます。　「弱い犬ほどよく吠える」というやつですね。

もちろん、ハクアはずっと優等生だったので、プライドもそれなりに高いのでしょう。　地区長に昇進したことを威張っていました。　でもいざ実務となると、成果が上がらずに焦っています。　それを隠すために、精一杯虚勢を張っているのが、彼女のツンツンの主要因です。

これを攻略するには、　1.虚勢を張っても無駄だと悟らせること。 2.自信をつけさせること。　でしょう。　桂馬は、それを着実に実行しています。　まず、彼女が虚勢を張っていることを、論理的に見抜いて認めさせました。　第1段階完了です。　次の段階として、自信をつけさせるために、駆け魂の捕獲に協力しています。

昇任試験というのは、民間企業では廃止されつつありますが、公務員にはあります。　また、採用時の1回の試験だけで、キャリアとノンキャリアに区別され、ノンキャリアはどんなに実績をあげても昇任に限界があったりします。　駆け魂隊も、公務員的なものなのでしょうね。　ハクアは試験の成績だけで昇進したようです。

でも彼女も、伊達に成績優秀では無いはずで、基本的には有能なのでしょう。　駆け魂が１匹も捕まえられないのは、何か、足りないものがあるだけなのです。　それに気付かせることができればベストですが、桂馬君はどうするでしょうか。

桂馬がハクアを攻略する理由は、彼が言っているように、ハクアから情報を引き出すためなのでしょう。　でもそれだけでは無く、困っている女の子がいたら放っておけないという性分もあると思えます。　そのどこまでがゲーマーとしての性分で、どこまでが本来の性分なのか分からないのが、彼の面白いところで、実際のところ不可分なのでしょう。

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