アメコミっぽいヒーローものにあまり興味がないので、視聴を後回しにしていて、やっと1話と2話を観ました。 悔い改めます。これは絶対面白い。 TIGER & BUNNY 第2話 『A good beginning makes a good ending』 のレビューです。
1話のレビューも書けていないので、いっしょにやります。
「仕事人間のダメな父親が、子供のために奮起する」というストーリーは、昔からすごく好きです。 映画で言えば、『フック』とか、『ジングル・オールザウェイ』とか、『ライアー・ライアー』とか。
例えば『フック』では、主人公は超多忙なビジネスマンで、仕事にかまけて子供との約束を破ってばかりいるので、子供はもう父親に期待しなくなってしまいます。 でもその子供たちが、ピーターパンに恨みをもつ海賊たちに攫われたことをキッカケに、彼は自分がピーターパンだったことを思い出すのでした。
このパターンでは、最後に父親が大活躍して、子供のヒーローになるのです。 激アツです。 この作品も、クライマックスが劇アツであることは保証されているようなものでしょう。 期待せざるをえません。
また、若手とオッサンの世代間の軋轢もテーマですね。 タイガーはヒーローとして峠を過ぎているけれど、酸いも甘いも噛み分けたオッサンだからこそ、出来ることがあるはず。 今回の、少年を奮起させるための演技は素晴らしいものでした。 バーナビーはそれに苛立っていますが、それはタイガーを認めることがシャクだからでしょう。 彼の成長も見どころです。
超能力ものでは、超能力者が一般大衆から差別されて苦しむのが定番ですが、この作品もその要素は押さえています。 一方で超能力者(ネクスト)はヒーローとして人気者で、興業化されている。 面白い世界観であり、超能力テーマSFとしても楽しめそうです。
これらのテーマについて語りつつ、キャラクタの紹介をしつつ、今回のエピソードをきっちり完結させたわけで、ずいぶん多くの要素を詰め込んでいるのですが、破たんしない構成は素晴らしい。 映像のクオリティも高く、これは今期でも最大級の期待作と言えるでしょう。 いや、伏兵でした。
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今期タイガー&バニーのレビューが無いのかと落胆しておりました所、
2話目でレビューされていて嬉しかったです。
今後ともメルクマール様のレビューを楽しみにしております。
是非、続けてくださいね。
いい記事が書けるように精進しますので、これからもよろしくおねがいします!