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ここは「へうげもの 第1話 『君は物のために死ねるか!?』 感想」 の個別エントリーです。
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出世物語なのか、そうでもないのか、不思議な作品。へうげもの 第1話 『君は物のために死ねるか!?』 の感想です。
戦国時代や幕末など、動乱期を舞台にした時代物は、たいてい、出世物語の要素があると思えます。若い頃の非力な境遇から、いかにして、歴史を動かす人物になっていくかという物語ですね。鉄板のストーリー展開だと言えます。

信長の側近で、出世物語に一番ふさわしいのは、もちろん秀吉でしょう。天下人になったわけですからね。秀吉の描かれ方は、著者によって様々ですが、この作品では、信長の前では道化を演じつつ、実は極めて頭が切れ、その頭脳を出世のためにフル回転させている人物、として描かれています。

一方、この作品の主人公、古田左介も、出世欲はすごくあるようです。戦国の世で身を立てるにはどう立ち回ればいいか、常に考えている。でも彼の場合、出世一辺倒では無いのですよね。茶器などの芸術品を好む「好き者」であり、その物欲のほうを優先させてしまうこともありがちみたいです。そこがユニークで、それを際立たせるために、出世一辺倒の秀吉とからませているのでしょう。

信長が、「平蜘蛛の茶釜などとは、比べ物にはなるまい」と佐介に問うた時、長い間がありました。佐介はものすごく考えたでしょう。追従してご機嫌を取るべきか、本音を言うべきか。直前に町人が不興を買って斬り殺されているだけに、反論するのは命がけで、機嫌を取ったほうが無難でしょう。少なくとも秀吉ならそうするはずです。

一方で、あの町人は、信長を揶揄したからではなく、その”本音”を撤回したから斬られたのでした。少なくとも信長はそう言いました。であれば、ここで話を振られたのは、「本音を言えるかどうか」を信長から試されているという解釈も可能です。

そういう考えが頭の中を巡った結果、最終的には、自分の信条に正直に答えることにしたのでしょう。そしてそれは、正解だったようで。ここが彼の運命の、そして歴史の分岐点だったようです。地味なシーンですが、心理劇に魅せられました。

茶の湯や茶道具など、文化についてのうんちくも興味深い。平蜘蛛という茶釜は、もちろん実在していて、Wikipediaにも項目がありました。単に文化ではなく、茶道具が歴史に関わっているのが、興味深いところです。

佐介は『蘭奢待(らんじゃたい)』を羨んで悶えていました。古くから伝わる香木のことです。香木を炊いて、香りの種類を当てたり、感想の詠んだりという雅な遊びがあり、『香道』と呼ばれます。そのあたりの話にもなるのかな。そして好き者の佐介は、出世欲と物欲にどう折り合いを付けるのか。今後がとても楽しみです。

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