メルクマール

束はくるくるとよく動いて、動画が素晴らしかったですね。紅椿が離陸する時などの、束の服のはためきがイイ感じでした。

ただ、原作からカットされた部分はそれなりにあります。束は、千冬や箒、あと一夏に対しては超フレンドリーですが、他の人に対しては冷たくて、態度が極端なんですよね。冷たい束さんも見たかったところ。

「白騎士事件」は、さらっと流された気がしますが、この物語の世界観を理解するには重要です。2341発の核ミサイルを、たった１機のISがすべて撃墜したという事実を見て、世界中が思い知ったのですね。「既存の兵器は全て鉄屑になった」と。それを契機に、ISの運用制限条約が締結され、ISが各国に広まり、開発競争が始まったのでした。

ところで、ISはスポーツだという説明が１話にありましたが、それにしては物騒な兵器を積んでいて、軍需産業が開発に関わっていて、軍が配備しています。これについては原作にもあまり説明は無いのですが、僕の理解は、あくまでISを「実戦で使うこと」が禁止されているのであり、軍事利用が禁止されているわけではない、というものです。戦略核兵器に似ていますね。使うと国際法を犯すことになるが、抑止力としては配備する、という。そして、開発のためには戦闘をすることが必要なので、スポーツという建前で実戦テストをしているのでしょう。

紅椿が第四世代型のISだ、という説明もさらっとありました。まだ各国が配備しているISは第二世代型であり、第三世代型はプロトタイプがやっと出来た段階なのに、束はあっさりと第四世代型を完成させていた、というお話。第四世代型の特徴については、次回に解説があるかもしれないので（無い気もするけど）、まだ説明するのは控えておきます。「展開装甲」とやらが秘密ですね。

次回、いよいよ初の実戦ですが、高速戦闘も見ものでしょう。目標は超音速で移動しているので、ジャストのタイミングで接敵して、短時間でケリをつける必要があり、そのスピード感や緊張感の描写に期待しておきます。

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