メルクマール

新キャラの、キャシー・ロックハートが登場。サテラよりもパンドラとしての素質が高いようです。でも、かつてサテラと対峙したときに、彼女の「絶対負けまいとする鋼鉄の心」に怖気づいてしまい、パンドラとしての自信を失ってしまいました。

実際、兵隊にとって大事なのは、技能よりも先ずはハートみたいですね。世界最強部隊と呼ばれるイギリス陸軍のSASは、一般兵から希望者を募って選抜するのですが、その選抜試験は過酷を極めます。数十キロの装備を背負って山地を行軍させ、「あと少しで目的地だ。がんばれ！」と励ましておきながら、「目的地」についてみると、「実は本当のゴールは20km先なんだ。リタイアするか？」と言ったりして、心を折ろうとします。限界を超えたところで、「なにくそ」と発揮するハートの強さが求められるのです。

生粋のお嬢様で、安穏と育ったキャシーと、幼いころのつらい経験から、「絶対負けない」という怨念を背負っているサテラでは、180度違うのでしょう。　新種のノバの出現で、案の定、キャシーは負けてしまいましたが、サテラは勝てるのでしょうか。

でも、サテラはカズヤの言葉でダメージを受けて、それどころでは無さそうですね。実際のところ、カズヤはただのシスコンであって、サテラに恋愛感情があるのか怪しいところです。それを、サテラも思い知らされることになりました。

そもそも、サテラやラナは2年生なので、まだお呼びがかかりそうにありません。彼女たちが呼ばれるとしたら、よっぽど壊滅的な状況ですが、そうなってしまうのでしょうか。彼女たちは英雄になれるのか。なかなか盛り上がってきました。

次回予告で言っていましたが、「パンドラを生み出すということは、人間にノバの組織を植えつけること」だと。そうだろうと思っていました。聖痕とはノバの組織なわけですね。今回、イースト・ゼネティックスのパンドラたちが、ノバに取り込まれていましたが、あれは逆に、ノバに人間の組織が植えつけられたことになります。どうなってしまうんでしょうね。

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