前回、トランザムシステムについて予想したことはハズレだったわけですが・・・ 機動戦士ガンダム00 第23話 「世界を止めて」 の考察です。
機体に蓄積した、高濃度圧縮粒子を全面開放し、一定時間、スペックの3倍に相当する出力を得る。
オリジナルの太陽炉のみに与えられた機能。
それがすなわち、トランザムシステム(TRANS-AM SYSTEM) だそうです。 でもそれだったら、”擬似太陽炉”でも同じことが出来そうな気はしますよね。あれも、圧縮したGN粒子を貯めているようなので。なぜ、オリジナルだけの機能なのでしょうか。
ポイントは、「機体に蓄積した」という部分かもしれません。エクシアなどのプラモを作るとわかるのですが、レンズ状の透明部品が、胴体だけでなく、肘や膝など機体の各部にあり、エクシアの場合で7つもあります。 一方で、スローネは胴体にしかありません。 右の図を見た感じでも、レンズの部分にGN粒子を蓄積しているようです。
このレンズ状の部品が機体各部にあることが、トランザムシステムが使える条件であるとすれば、「オリジナルの太陽炉」でしか、何らかの理由で、このような配置が出来ないのかもしれません。擬似太陽炉は簡易型ということで。
スメラギさんの説明を聞く限りでは、ジェットエンジンのアフターバーナーみたいなものかなと思いました。 ジェットエンジンは燃料と空気を混ぜて、圧縮して燃焼させたエネルギーで前に進むのですが、このときの空気と燃料の比率は、いちばん効率のいいところ(理想空燃比)よりもかなり薄いものを使っています。なぜなら、これ以上熱効率を上げると、エンジンが高温に耐えられなくなるからです。いわばデチューンしているのですね。
アフターバーナーは、エンジンの最後段(ノズル)に燃料を吹き込むことでモアパワーを得ます。ここならば高温になっても大丈夫だからです。 これによって推力は5割増になりますが、燃料消費は5倍になるので、ごく短時間しか使えません。エンジンの外に燃料をぶちまけるようなことをやっているので、仕方がないのですが。
トランザムシステムも、そういうものなのかなと。 通常のGN粒子を使う仕組みは、効率は良いけれど、一度に放出できるGN粒子の量には限りがあるのでしょう。 トランザムシステム起動時は、機体各部にあるレンズ状の部分からGN粒子を直接放出することでモアパワーを得るが、利用効率は相当に悪いということなのでしょう。
なんにしろ、想像したよりもフツーのものだったなという感がありますが・・・
ポチっとして頂けると、励みになりますです↓
慣性制御系はGNドライブの基本機能で、トランザムとは関係なく常時発動してるなら、つじつまは合います。システム名の由来は不明ですが・・・。
とりあえず、実は生きてたとか、そっくりさん参戦とかは遠慮したいですね。同じ黒田脚本のスクライドの君島のように、その死が主人公たちに影響を与えるのであってほしいです、流れ的には。
なるほど、慣性制御はGNドライブの基本性能であって、トランザムでその部分も増強された、と考えることは出来ますね。それならば当たらずも遠からず、なのか。
実際のところ、あんなふうに空を飛んだり格闘したりするのは、慣性中和装置でも無いと難しそうな気はします。。。
ロックオンについては、いろいろ感慨があります。そもそもあれは犬死だったのか?とか。。
リーダー役だった彼がいなくなったことで、マイスターたちの人間的成長が促されるという流れかもしれませんね。
そうなんですよね。1期と2期は半年開いてしまうので、1期のラストではそれなりに決着をつけて欲しいと思います。できれば鬱々は避けて。
というか単にイオリア・シュヘンベルクが秘密にしてたから実装されていないだけで、作り方がわかればどうにかなるんじゃないでしょうかね?
データはヴェーダの中から消去されてしまいましたけど。
GNアーマー登場数分で大破しちゃいましたね・・・
トランザムシステムに関しては私もとおりすがりさんに賛成です。部分慣性制御がGNドライブの仕様であるとしたらそれがドライブ搭載機と未搭載機の性能差に繋がる訳ですし。
ところで今回残存粒子減少→性能低下に繋がるという描写がありましたが、前回スローネではそんな事は描かれていません。
この事から察するにトランザム発動に必要な機構《恐らく補助推進機関》が疑似太陽炉搭載型のMSには無いのでしょう
そして仮にこの機構を疑似太陽炉搭載型MSが持っており同じことが可能かどうかと言えば、理論的には可能ですね。
ドライブに関して、疑似とオリジナルの違いは唯一点(今の所)のみ、GN粒子生成が可能か否かにあります。
例えば、ドライブの粒子容量を1000、通常戦闘での消費をおおよそ10/分、トランザムでの消費を50、オリジナルの粒子生成スピードを20とします。
この場合で20分間システムを発動させた場合の残存粒子、オリジナルは400、疑似は0になってしまいます。
更にオリジナルは戦闘行動を続けたとしても60分後には再び使用可能になる。
要するに”可能ではあるが実用的ではない”ということではないでしょうか。
以上が私の考えです。長文大変失礼いたしました。
擬似太陽炉でも、GN粒子を使い切らないようにすれば、短時間ならトランザムできそうな気はしますが、
記事に書いたように、機体の各部にGN粒子を配分することが、オリジナル太陽炉でしか原理的にできないのかなぁと思っています。
アレヴァスさん、コメントありがとうございます!
”可能ではあるが実用的ではない” という思想なのかもしれませんね。でも僕がパイロットだとしたら、1分でもトランザムできるならば搭載して欲しいところです。
例えば戦闘機のバルカン砲って、トリガー引きっぱなしだと数秒~十数秒で撃ちつくしてしまうのですが、それでも「ここぞ」というときに使えるので、それなりに実用的だと言えます。トランザムも、ワンポイントでも使えれば有効に思えるので。
まぁ、わからないんですけどね。そのうち劇中で説明されるといいのですが。
んで、トランザムがGN粒子の大量消費だとすると、例えば、機体を機体を3分の1の台数に減らして、1体あたり3台の擬似太陽炉を積むとかすれば、トランザムに対抗出来るんじゃないでしょうか?
ひょっとして、ハムさんの機体はそんなことになってたり・・・
劇中ではまだ説明がありませんけど、僕は国連など擬似太陽炉組は、GN粒子生成手段を持っていないと思います。 そこはコーナーが握っていて、それによって世界をコントロールしようとしているのではないかと。莫大な利権がありますよね。
擬似太陽炉でトランザムができないのは、GN粒子の積載量だけの問題ではない、別の理由があるのではと思っています。そうでないと筋が通らない気がするので・・・
それはともかく、1機に3台積むのはいい考えですね。エクシアにオリジナルの太陽炉を3台積んで、トランザムし放題ならば無敵かもしれまsねん。
ヨハンが「粒子発生率が~」みたいなコトを以前言ってたので、そこから推測するに、勝手にGN粒子を作り続けるのがオリジナル、燃料的なものを入れて粒子を作るのが擬似ドライブだと考えます。
ただ粒子を蓄積するだけなら、それはGN粒子コンデンサー(?)と変わりませんから。
エクシアに三基載せるのはデザイン的に厳しいです(汗)妥協案として、GNアームズに載せるとか。
しかし、こんなに頻繁に出てきてたら、通りすがりでもなんでもないな、自分・・・。
GN粒子を解析していたエイフマン教授が、太陽炉はトポロジカルディフェクトを利用しているはず、と言っていました。つまり、GN粒子の生成にはトポロジカルディフェクトが必要だと考えられます。
擬似太陽炉にはTDブランケットが無いそうで、TDはトポロジカルディフェクトの略だと思われます。 ゆえに、擬似太陽炉はGN粒子の生成が出来ないのではないか、と考えました。
ヨハンのセリフについては、GN粒子を圧縮するための仕組みがあって、そこからの粒子の発生率、みたいな話なのかもしれません。やや苦しいですが・・・
なにより、燃料を入れれるとGN粒子がいくらでも作れるのであれば、コーナーが擬似GNドライブを気前よく配った理由がわからなってしまいます。
擬似太陽炉によるトランザムが可能だとしても、上記コメでアレヴァスさんが仰っていたような限定条件がついてしまうのなら、一瞬でもトランザムが使えるというメリットよりも、搭載したことによる基本性能の低下のによるデメリット方が大きいのかもしれないと思ったのですが。
ところで、擬似太陽炉がGN粒子の生成が可能だとすると、たしかにコーナーが国連に擬似太陽炉を渡してしまったことに説明がつかないんですよね・・・。物を与えてしまったら量産化も時間の問題ですもんね。
トランザムのことも知らなかったようですし、使用によるデメリットも大きいらしいですし。
仮に生成可能だとすると私が思いつくのはコーナーにはまだ登場していない切り札があるか、あるいは擬似太陽炉にもトライアルシステムが使用可能であるかぐらいなんですよね。
前者についてはCBすら開発できていないような圧倒的な兵器をコーナーが用意できるかと言う問題があります。あるとしたら、なんらかの理由でCBが開発を断念したようなものをデータから開発した・・・とかでしょうか。
後者についてはトレミー組のように独自のシステムでも使用可能ということなんですよね。太陽路が何らかの機能を持つプログラムがなければ駆動しないとしたら、コンピュータに関するハード、ソフト両面の技術差から国連軍には自力でプログラムを作ることが出来ないのかもしれません。結果、ヴェーダとリンクさせて駆動させるしかない、とか。
以上が私の考えなのですが・・・推測から推測に入ってしまうような長文、大変失礼しました。うう・・・どこかで吐き出したかったんですよね。
そうですね、上のほうでとおりすがりさんも指摘されているように、慣性制御はGNドライブの基本機能というのはありそうです。
ちなみに、Gで辛いのは心臓への負荷のようで(血液が偏るので)、F1ではマラソンと同じくらいの負荷がかかるといわれています。刹那はガタイは細いが、心臓はハム君よりも丈夫だったりするかもいれません。
雨の日さん、コメントありがとうございます!
太陽炉が動作するには、ヴェーダとのリンクが不可欠、という可能性ですね。なるほど、ありえると思えます。
でもそのリンクが電波だとしたら、兵器としてはずいぶん脆弱なものになってしまいます。重力波通信とか、普通の技術では解析できない方法でリンクしているのかもしれませんね。 なにしろ、シュヘンベルクには素粒子を制御する技術があるようなので。
GN粒子生成手段の話ですが、国連組は当初持っていなかったとしても、スローネ組は地上基地に持っていたと思うんですよね。人革連がスローネの基地を攻めたときに入手出来なかったんでしょうか?
結果的にスローネ組の最初の一発でGN粒子生成機器(?)ごと破壊しての砲撃を行った為に入手出来なかったということもあると思いますが、たまたまGN粒子生成機器が設置してある方向から、人革連が攻めてきたんでしょうか?
たまたまだとするとスローネ組は今後不利になるのを承知で行動したということで浅はかだという気もします。
人革連が来る方向にGN粒子生成機器を移動してわざと破壊したんであれば、GN粒子生成機器はそれなりに移動や持ち運びが可能なサイズなんだと思います。
コーナーがGN粒子生成機器を持っている云々という説ですが、仮に持っているとしても、<まだ>おおっぴらにはしないんじゃないでしょうか?彼は確か国連大使に過ぎないですから、私設軍隊なんかの武力を隠し持つようなことは出来ないと思います。GN粒子生成機器なんかを持っていると知られたら、各国に狙われるように思います。それに対抗して防ぐ手段(=トレミー組より強大な、30機ものGNXからGN粒子生成機器を守れるだけの武力)を所有していないと、危険ですよね。ひょっとして予告で載っていた機体がそうなのかなぁ?まぁ、彼は世界の掌握がほお確実になるまでは表には出ないんじゃないかと。
複数のGNドライブを積むことについては、確かに(現実世界での商業的に見た)デザインは良くないかも知れませんが、ヴァーチェの装甲のように、外付けユニット的に付けることは出来るんではないかと。
なんだかまとまりのない長文失礼しましたm(__)m
GN粒子生成機的なものがあるとして、スローネは所有していなかったのではないか、と私は思います。 おそらくコーナーがオリジナルのGNドライブを1基持っていて、それで生成したGN粒子を、スローネや国連に供給しているのではないかと。
根拠は、監視者が「稼動しているGNドライブは5基しかない」と言っていたことです。それは、プトレマイオスの4基と、コーナーの1基だと考えられます。コーナーがほかに隠していなければ、ですが。
エイフマン教授によれば、GNドライブは製作に百年単位の時間がかかるそうなので、5基のドライブは超貴重で、大事に大事に使うべきでしょう。それにしては、ガンダムマイスターたちは無茶していますが…
私はいいんですが、ここを読まれている方で、見たくない方もいるかと思ったので。実際のところ、それほど重大なネタバレとも思いませんでしたが、念のため。
謎のガンダムマイスターといえば、1話で刹那を助けたガンダムについては謎のままですね。
では、気を取り直して。
僕はやはりGN粒子生成の技術も一緒に提供されたのではないかと思います。
コーナー、もしくは別の存在が五基目の太陽炉を使ってGN粒子を供給しているとすると少し疑問が出て来るのでは無いかと思います。
まず、1つしか無い太陽炉で三十基弱もの疑似太陽炉に十分なGN粒子提供できるのかと言うこと。
次に、オリジナルから供給されているなら疑似太陽炉から出るGN粒子は何故色などが違うのか言うこと。
そして、GN粒子を第三者からの供給に頼っているような状態で国連軍は太陽炉の量産を考えたりするモノだろうか、と言うことです。
最初の疑問点は以前からGN粒子を貯蓄して置いたり、国連軍の襲撃に十分な間隔が開いていたと仮定すればまだ分かります。
GN粒子の差違は、貯蓄したり疑似太陽炉に対応させるために手を加えた影響だと考えれば納得出来ます。
ですが最後の疑問点は矢張り晴れないと思います。
まぁ、GN粒子がどういう物か何となく分かってるっぽいし、疑似太陽炉を解析するとも言ってましたからそれで何か分かるだろうと踏んでの事かも知れませんが。
じゃあコーナーはどのようにして立ち回る積もりだったのかと言われると、表向きの立場と矢張りヴェーダを利用する積もりだったのでは無いでしょうか。
ひょっとしたら配布したGN-X、もしくは疑似太陽炉に何か仕掛けがしてあるのかも知れませんが。
でも、もしそうだとしたら国連軍が間抜け過ぎる気が・・・
何か意見、補足、「お前こんな事にも気づいてないのかよ!」とか有ればコメントお願いします。
考えながら書いてたら支離滅裂で読み難い文になってしまいましたが失礼します。
国連軍が、GN粒子の不安定な供給に頼ったままでGNドライブを量産するのはどうか、というご指摘はごもっともですね。合理的な反論は思いつきません。
それでも僕が 「GN粒子はオリジナルGNドライブしか作れない」 説にこだわる理由は、エイフマン教授が、太陽炉(GNドライブ)は原理的に
たくさん作れないし、作るには100年単位の時間がかかる、という意味のことを言っていたからです。
擬似GNドライブにはTDブランケットがありません。17話の考察に書きましたが、TDブランケットの中心を成すのはモノポール(またはそれに準じるもの)だと予想しています。その物質は、おそらく木星の磁気圏に漂っているものを根気良く精製する必要があって、それに膨大な時間がかかるのではないかと考えています。
もしGN粒子の生成にTDブランケットが必須だとすれば、CBやコーナーにとって都合のいい話です。GN粒子はいずれ解析されて、精製法はバレるだろうけれど、彼らがそのためにモノポールを精製するには時間がかかるので、簡単には追いつかれないからです。 コーナーの余裕の理由はそこにある、と僕は思っています。
原理的に考えても、GN粒子という不思議な物質を作り出すのに、TDブランケット(素粒子の位相欠陥を利用するフィールド?)が必要、ということは納得しやすいのです。
コーナーがGN粒子供給元として五基目のオリジナルGNドライブを持っているのではないか?という指摘がありましたが、これはありません。ここでは語れませんが五基目の所在ははっきりしてますので。
コーナー家が独自に作ったという可能性も無きにしも非ずですが、私はGN粒子自体を生成するのではなく、何処かから採取もしくは収集してきてるのではないかな?と考えます。
石油等のように作り出す事は時間がかかりすぎて不可能。だが資源としての採掘は可能なんじゃないかと。そしてその収集法、もしくは採掘地を独占すればコーナー家の利益に繋がりますし。
パシオさんの最後の疑問については私も判りません。そもそもオリジナルドライブが生み出す粒子と疑似ドライブで使用している粒子は全く同じ物なんでしょうか?色からして違いますし・・・・・・謎です。
まあこれから少しずつ判っていくとは思いますが。
オリジナルの太陽炉は、活動時間の限界が無い(あるいはすごく長い)ようなので、やはりGN粒子を作れるのではないかと思っています。
でも太陽炉を使わなくても、どこかから収集する方法もあるのかもしれませんね。その可能性については考えていませんでした。
ちょっと言及されてるんで、私も書いちゃいますけど(NGなら削除お願いします)、5基目の太陽炉はコーナーじゃないですよね。その辺についてはちょっとだけ知ってるだけなんですが。
GN粒子を発生させるんではなくて、採掘(?)については考えなかったですね。でも、自然界に存在する粒子が何者か(コーナー?)が独占するのはなかなか難しいですよね。もし自然界のGN粒子を利用しているんなら、うまい説明を本編でして欲しいですね。
ん~、早く続きが見たいですね。
僕の説は、国連はGN粒子の供給をコーナーに握られている、というものなのですが、それは、コーナーがGN粒子を得る方法を持っていることが前提です。そのためには、GNドライブを所有している、というのがいちばん自然な解釈なのですが・・・
ここから先は、本編でなにか言及されないことには分かりませんね。続きが楽しみです。