メルクマール

当麻と美琴がデートまがいのことをする話は、1期の18話でもありました。でもあの時は、美琴がストーカーっぽい男に付きまとわれているということで、それを振り払うために、通りがかった当麻がとっさに巻き込まれたのでした。　今回は偶発的ではなくて、罰ゲームを口実に、計画的に「デート」をしています。美琴としては、毎晩夢に見るくらいに楽しみにしていたようで。

また、1期の18話では、当麻はあくまで仕方なく付き合っている感じで、「恋人らしさ」の演出にそれほど積極的ではありませんでしたね。でも今回は、跪いて服従の姿勢を示したり、恋人らしくツーショット写真を撮ったりと、何気にノリノリです。

つまり、美琴の側も、当麻の側も、1期よりはずいぶん接近したなと思うのでした。もうすっかり、美琴がヒロインですね。インデックスもヒロインなはずなのですが、どちらか言えばエロ要員（裸を見られるシーンだけは豊富）で、恋人らしいエピソードは美琴に集中しています。インデックスは巻き返したいところでしょう。

美琴がとても可愛く感じられるのは、レールガンとのギャップのせいもあるでしょうね。レールガンでは、4人組の中ではお姉さん的な役割なので、年齢よりも大人びていました。でも禁書2期では、当麻の前で、年齢なりに初々しく見えます。

当麻と美琴のラブコメと平行して、一方通行さんの話と、シスターズの話が進行していました。おそらく次回、この3つのストーリーが集約するのでしょう。

当麻と美琴がペアで加入した、携帯電話が基地局になってネットワークを作るというやつは、P2Pタイプの携帯電話ですね。現実にも、この手の携帯電話サービスはあるようです。このあたりの記事←を参照のこと。通常の携帯電話は、基地局と通信していて、送信も受信も基地局に対してなので、基地局が無いところでは使えません。

P2Pタイプでは、基地局が無くても、周囲に仲間の携帯電話があれば、それを介して繋がることができます。1対１で繋がる距離は1kmほどですが、何人かに中継してもらうことで、遠くの相手と繋がることができるそうです。　で、これは何かの伏線なのでしょうか。またまた、ろくでもない実験に巻き込まれている気が。 P2P的と言えば、レールガンのレベルアッパー事件を思い出します。

このところ魔術サイドの話が多かったので、ここらで科学サイドのお話はいいバランスでしょう。美琴や黒子の活躍に期待しています。

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