メルクマール

主人公の家に、アヤカシの美少女が続々と集まってきて、共同生活をするという流れなのでしょうか。今回は、新メンバーのセラの紹介と、ユーとの馴れ初めの話を並行してやりました。この構成はうまいと思いますね。コメディとシリアスを交互にということで。

4人の共同生活なのですが、ヒロイン同士の絡みがほとんど無いのが特徴的です。どのヒロインも、歩とだけ話しています。セラが加わった時も、ハルナは「こいつ誰？」と歩に聞いただけだし、ユーにいたっては「追い返せ」です。このまま、ヒロイン同士は会話しないのかなと思っていたら、

最後に動きましたね。ハルナの「死ね」という言葉に、ユーが激しく反応します。これまで一切絡まず、お互いに無視しているような関係だっただけに、ハッとするシーンでした。この持って行き方もうまいですよ。

ユーとの過去のいきさつも印象的でした。彼女はあそこで何をしていたのでしょうか。なぜ心を閉ざしているのでしょうか。普段はトボけたキャラだけに、月の光に照らされた、儚げな様子とのギャップがとてもいい。

ハルナもいいキャラです。天然ボケかと思ったら、玉子焼きずくしの弁当は、計算したボケだったようで、どこからどこまでが天然なのか掴めないキャラですね。でもそれがいい感じ。

セラはまだ登場したばかりですが、歩の妄想の中のセラがとてもいいな。デレるところを見てみたいものです。

そんなわけで、2話目にしてキャラに存在感が出ているのではないでしょうか。今後のストーリーへの期待感も十分で、やはりこれは今期の目玉になりそうです。

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