メルクマール

タイトルって大事だと思うのですよね。例えば、『とある魔術の禁書目録』は、おどろおどろしくて気になるし、『灼眼のシャナ』は語感がカッコイイ。中二っぽいと言ってしまえばそうなのですが、少なくともフックはあるでしょう。

『ドラゴンクライシス！』では、あまりに普通で、何の印象も残らないですね。むしろ、その無味無臭さを狙ったのかとさえ思います。そんなタイトルにふさわしい、王道な設定で、王道な展開の第1話でした。 いろんな用語が出てきて、あまり説明されませんでしたが、どういう設定なのかはだいたい分かってしまいます。

主人公も無味無臭で、なんの主張もなく事件に巻き込まれます。そして二人のヒロインがトラブルメーカーで、今回はもっぱらその紹介でした。前半が英理子の、後半がローズの紹介ですが、僕はロリよりもお姉さんが好きなので、前半が楽しめましたね。ゆかなさんのお姉さんキャラはいいな。

英理子とローズの初登場シーンは、動画枚数を多く使った気合いが入ったもので、印象的でした。魔法シーンのエフェクトも良かった。監督の橘秀樹さんは作画監督出身ということで、 こだわりの映像を見せてもらえることでしょう。

そんなわけで、映像的にはなかなか良く、ストーリー的には普通、という印象の第1話でした。ストーリーはまだ序の口ですが、この先面白くなりそうな予感は、あまりしません。でもタイトルによる先入観かもしれないので、予感が裏切られることに期待しています。

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