メルクマール

パチスロってやったことが無いのですが、あれにストーリー性はあるのでしょうか？　たぶんそれほど無さそうなので、アニメオリジナルストーリーだと思えます。ゆるい制約で好きにやれるはずなので、案外いい作品になるかもしれません。

監督は加戸誉夫さん、シリーズ構成は関島眞頼さんということで、ベテランコンビですね。『PandoraHearts』がこのコンビですが、見ていません。というか、関島さんがシリーズ構成された作品を、見たことが無いのでした。加戸さんの監督作品は、To Loveる（第1期）を見ていますが、あれはいろいろ残念でした…　さて、この作品はどうでしょうか。

うまいなと思ったのは、序盤を子供視点で描いたことですね。映画的な演出です。カジノが舞台ということで、ともすると生々しくなりがちですが、子供の目を通すことで、おとぎの国のような、華やかな雰囲気になっています。
子供の目を通して大人の世界を描くのは、映画『秘密の花園』を思い出しました。あれも大人の世界は相当に生々しいのですが、子供の目からは、そういうのは現実感が無くて、自分の興味がある物しか見えないのですよね。

ヒロインはカジノのディーラーということで、毎回、何らかの勝負をする展開なのでしょう。ギャンブルシーンは『咲』を意識してる気がしますね。派手な演出とか、理詰めよりオカルトなところとか。でも、咲ほどには面白く無かったかな…　今後に期待ということで。

しかし、本来はディーラーというのは、カジノ側の人間として、お客に勝つのが仕事なのですが、「客からいかにかっぱぐか」というキャラでは、パチスロ販促用としては不都合なので、設定の苦労が偲ばれます。

絵は、動きなどに特筆するものは無いですが、アップが可愛く書けていたのでいいのでしょう。おっぱいにハイライトが入っているのがXEBECらしい。

ちょっと変わった萌えアニメとして、気楽に観られそうなので、次回からも観ると思います。さらにキャラは増えるようですし。ギャンブルシーンで、カジノのいろんなギャンブルを見せてくれることに期待しています。

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