メルクマール

追うものと追われるものとが移動しながら物語も進行するということで、ロードムービーっぽいですね。学園都市の中だけではあるけれど。

全然雰囲気は違いますが、ブルースブラザースを思い出しました。追ったり追われたりの緊迫感を出しつつ、たくさんのキャラとのからみを描けるので華やかになります。面白くしやすい形式と言えるでしょう。実際、これまでシリーズに登場した多くのキャラが再登場して、それだけで楽しかったですね。

オリアナは、なぜ移動しているのでしょうか。「ペテロの十字架の準備はまだ先だし」と言っていたので、それを待っているようですが。尾行を撒いたのに目的地に向かわないのは、陽動なのかな。

『ネセサリウス』という単語が何回か登場しました。忘れかけていましたが、ステイルが所属していて、ローラがボスであるイギリス清教の組織ですね。いつのまにか、オルソラもネセサリウスの一員のようで。

ケルト十字が、ネセサリウスのシンボルらしい。姫神は、吸血鬼殺し（吸血鬼を呼び寄せる）の特性を抑えるために、ケルト十字を身につけているのですが、そのせいでネセサリウスの一員だと勘違いされて、オリアナに攻撃されたようです。

こうして姫神や小萌先生がストーリーに絡んできましたが、美琴や黒子はまだ本格的には絡んでいません。インデックスもですね。これで、彼女たちがうまくストーリー本筋に絡められれば、素晴らしい構成と言えるでしょう。

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