メルクマール

4話は、美緒が太郎のドMを直すためにデ、ートの真似ごとをしますが、今回も、美緒が人助けのために奔走？しつつ、実態は、太郎と学園祭デートをしています。これが、美緒の基本的なスタンスでしょう。

つまり、美緒は「人の願いを叶える」ことに強いこだわりを持っています。それは、尊敬や崇拝を受けるためではなく、純粋にそう思っているらしい。でもそれを口実に、無意識的かもしれないけれど、太郎と親密になるためのイベントをこなしています。

美緒は、心理描写がほぼ無いので、何を考えているのかが謎なキャラクタですね。行動原理も変わっています。なぜそんなに「人の願いを叶える」ことにこだわるのかは、まだわかっていません。そんなミステリアスなところを、愛でるキャラなのでしょう。

一方で、嵐子はベタなヒロインで、もはや、太郎が好きなことを隠していません。でも太郎は、「ドＭな自分を好きになる女の子がいるわけない」と思っているので、嵐子や美緒の好意には気付きませんが。

美緒と太郎が仲良くしているところに嵐子が乱入し、告白して、すわ修羅場かと思いきや、男性恐怖症ネタとドＭネタでオチをつけました。二人の女性から「どっちが好きなの！」と迫られるよりも、二人の女性にガシガシ蹴られるほうが、太郎にとっては幸せだったという。

要するに「いつものノリ」なのですが、それでも十分に面白い作品です。この調子でエンドレスにやれるのでしょう。でも、アニメはあと3か4話で終わりなので、どう決着させてくれるのか、そろそろ気になっています。

ホシノ・ルリ懐かしい。『機動戦艦ナデシコ』のキャラですね。おなじXEBECの作品ということで、友情出演？なのでしょう。XEBECはかつてはオリジナルのSFアニメを作っていて、また作って欲しいところです。

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