メルクマール

アニェーゼの『蓮の杖』は、座標攻撃ということで、当麻にとっては相性最悪です。どこから攻撃されるかわからず、しかもダイレクトに打ち込まれるので、右手で打ち消すことができません。

でも幸いなことに、『蓮の杖』には一撃必殺の威力は無く、離れたところ（アウトレンジ）からチクチクと攻撃する戦法のようです。つまり接近されると弱い、と当麻は読んだのでしょう。アニェーゼは接近されない結界？を張っていたようですが、それは当麻が右手で打ち消して、相打ち覚悟で接近戦に持ち込んだのでした。

『法の書』の解読法が、実はトラップだったというのは面白いですね。結局、この騒動にはあまり意味は無くて、ローラだけが利益を得たと、この件で天草式を保護し、神裂に恩を売ることが目的だったそうなので。

ローラの最初の指令は「法の書とオルソラが天草式に盗まれたから、ローマ正教と協力して取り返してこい」ということだったはずです。でも、ローラはローマ正教の真意に気づいていたはず。それなのに最初から天草式に協力しなかったのは、まず天草式とローマ正教と対立させて、痛手を被るようにすうためでしょうか。すさまじい読みとも言えます。

ステイルは、あいかわらずインデックスのことになると冷静さを失いますね。それでいて、インデックスについては「彼女」とか「その子」とか代名詞だけで、名前を呼べません。なかなか可愛いやつです。

ラストはオルソラが登場するのかなと思っていたら、急に神裂がヒロインっぽくなって登場しました。なんだか唐突な感じが。謝るくらいなら、なぜ当麻の加勢をしなかったのかと思ってしまいますが。まぁ、彼女の行動はいろいろ謎で、これから明かされていくのでしょう。

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