メルクマール

賛否両論のループ構成の2周目です。なるほど、まさに「セーブしたところからやり直し」という感じですね。

内容について、あまり特筆することはありません。ところどころに印象的な映像のある作品ですが、ヒロインの瑛よりも、数少ない穹のシーンの方が印象的でした。椅子によりかかってアルバムを見ているカットとか。やはり、この物語の真のヒロインは穹なのだろうなと思います。そのルートに行くまで、焦らす作戦ですね。

瑛も、悪くないですけどね。普段明るい女の子が、ふと物憂げな表情を見せると、気になるものです。悠はそのギャップに惹かれた部分もあるでしょう。

音楽がいいですよね。曲の種類はいくつかあるのですが、どれもピアノとストリングスを基調にした曲で、統一感があります。ゆったりした隙間の多いアレンジが、ゆったりと流れる田舎の時間に合っているでしょう。今回は特に、日本家屋や和服のシーンが多い、ノスタルジックな雰囲気で、音楽がそれを盛り上げていました。

Cパートは、麻雀をやらない人には意味が分からなかったのでは。麻雀は、自分の番になるまで牌をめくってはいけませんが、めくらずに牌を触るくらいなら大目に見られることがあります。その際、指先で牌をなぞって、内容を読み取ることを「盲牌」と言います。

初佳は大三元＋四暗刻のダブル役満をテンパッていて、盲牌で次の番に当たり牌をツモることがわかりました。 なので夢が広がっていたのですが、残念ながら、彼女の番になる前に悠が上がってしまったので（おそらく安めの手で）、ダブル役満が台無しになったわけです。それが麻雀なので、仕方ありません。

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