メルクマール

1話を見たときは、すごいと思ったんですよね。詩情のある映像で、レイアウトや人物の演技がさりげなく凝っていて、世界観も良さそうで、俄然期待していたのですが、

アマガミみたいなオムニバスものだったんですね。今回で『一葉編』が終わりで、次回からリセットしてやり直しと。これは期待していたものとは違いました。悠は一葉と付き合うことになったが、兄を取られたくない穹が割り込んできて、揺れ動く悠の心、みたいな展開を期待していたんですよね。　

古典的だけれど、三角関係物は盛り上がると思うんですよ。『true tears』しかり、『とらドラ』しかり。　狭い人間関係での心の動きを、濃密に描くことが出来るからです。それを、この映像美を背景にやれば、きっといい作品になると思っていたのですが・・・

残念ながら4話で完結（一葉のストーリーは実質3話）ということで、浅い内容だったと思えます。結局、父親のことを勝手に勘違いしていただけかと。　アマガミみたいな軽い作品であれば、オムニバス形式でもいいのですが、家族のドラマを描こうとすると、3話はやはり不足でした。原作ゲームはどうなのでしょうか。

途中からエロアニメになってますし。AT-Xで視聴年齢制限が付いているとはいえ、15禁でこれはまずいんじゃないのかな。無茶をして藪をつついて問題になり、規制がかえって強化されるようなことにならなきゃいいですが。

そんなわけで、勝手に期待して、それと違っていたために勝手に失望しています。でも映像などに見るべきところがあるのは確かで、今後はそこそこの期待で見ようと思います。

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