メルクマール

神社といえば相撲ということで、「よっしゃ相撲か！」とテンション上がったのですが、実態はプロレスでややガッカリ。でもプロレス独特のノリは面白いですね。「気の弱い客は今すぐ帰れ。人でなしにも程がある」とか。僕はプロレスはほとんど知らないのですが、詳しい人ならいろんなパロディに気づくのでしょう。

アストレアはつくづく弱いですな。戦闘能力そのものはあるはずなので、本領発揮するには電子戦機であるニンフの管制が必要なのでしょう。二人のタッグによる全開戦闘は見てみたいです。

今回一番良かったのは、エンディング曲の「かけめぐる青春」ですね。むしろ、これをやりたかったからプロレスの話にしたのでは、と思うくらいで。
1期から、エンディング曲の多くにいわゆる”懐メロ”のカバーが使われていますが、一口に”懐メロ”といっても広いわけで、この作品で使われている懐メロには傾向があります。以下はエンディングカバー曲のリストです。

見て分かるように、ほとんど1970年代ですね。『ゆけ!ゆけ!川口浩』は、元ネタの番組が1970年代です。『COSMOS』がちょっと違いますが、これは懐メロシリーズとは別枠でしょう。斎藤久監督が、1970年代の歌謡曲に強い思い入れがあるのだと思われます。

そして、この時代であれば空前の”女子プロレスブーム”に影響を受けたはずだし、「かけめぐる青春」は外せないでしょうね。

歌っているビューティーペアは、すごい人気だったわけですが、活動期間はごく短くて、数年で引退しています。まさに「かけめぐる青春」を体現したのかもしれません。どこか哀愁をおびた曲で、今聴くといっそう切ないです。

2期になって、70年代懐メロやらないなーと思っていたので嬉しいですよ。今後どの曲が採用されるか、予想するのも面白いかもしれません。僕はゴダイゴは外せないと思うんですよね。ガンダーラ（1978年）とかありそう。　

馬鹿騒ぎの合間に、シナプスがらみのストーリー本筋と、イカロスやニンフのラブストーリーを進める構成はいつもどおり。ニンフが、自分の恋心を自覚したのは進展でした。ニンフ回が欲しいところです。

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