メルクマール

今回も3本立てでした。ずっとこれでやるのでしょうか。1本は、連載の1話分なのかな？　やや慌ただしい感もありますが、このくらいのテンポでもいいのかしれません。１期はテンポが悪い感じがしたので、その反省でしょう。

ただ、１本が短いだけに、あまり深いストーリーにはなりません。ララの発明品でトラブルになり、リトのラッキースケベで落ち、というパターンばかりで、もうちょっとヒネリは欲しいところ。

ただ、そういうストーリーはオマケで、女の子を描くのが主眼なのでしょう。今回は、それぞれ春奈、美柑、ヤミ＆美柑、がメインでした。これに古手川唯を加えたメンツで回しておけばOKで、そうするつもりに見えます。

そんなわけで、ヤミ＆美柑です。この二人は対称的ですね。ヤミは宇宙人で殺し屋という、非日常の象徴のような存在。住んでいるところもよくわからず、神出鬼没ですし。　一方で美柑は、日常の象徴です。家庭的で、家に帰るといつも迎えてくれる。そんな二人が、なぜかウマが合うようで。

ただ残念なのは、二人が仲良くなったキッカケが分からないことです。１期では、あの二人のカラミはほとんど無かったと思うんですよ。会話シーンもあったかどうか。そもそも対称的なので、あまり会う機会が無いんですよね。それが2期で急に仲良くなったのは、OVAにエピソードがあるのでしょうか。重要なところなので、2期でも再録してほしかったところです。

そういえば、前回唐突に登場したララの妹？は、唐突に居なくなっていました。何のために出てきたのかな。なんだか、「OVAを買え」という制作側の意図が透けて見えるようです。

そんなわけで、いろいろ引っかかるところはあるのですが、ヤミと美柑がフィーチャーされているので、それだけで観てしまうのでした。術中にはまっているのでしょう。

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