メルクマール

新エンジェロイド、アストレアが本格的に登場しました。種類は何だろうと前回書いたのですが、『局地戦闘用エンジェロイド』か。これまで、エンジェロイドの種類は軍用機が元ネタなので、『局地戦闘機』が元ネタだと思われます。でも局地戦闘機とは、拠点を防衛するための戦闘機という意味で、『要撃機』とほとんど同じなので、ハーピー（要撃用エンジェロイド）とカブります。

アストレアは近接戦闘に強いということだったので、A-10のような近接航空支援機を連想しました。地上の目標に、低空から攻撃するための機体です。なので、『近接支援用エンジェロイド』あるいは『戦術戦闘エンジェロイド』がふさわしい気がします。

イカロスは”タイプアルファ”と呼ばれているので、最初のエンジェロイドだと思うのですが、あまりに破壊力が大きすぎて、使えない兵器になってしまったのでは。そのため、より狭い範囲での戦闘（戦略ではなく戦術レベル）に特化した、タイプデルタ・アストレアが作られたのでしょう。　これは、アメリカの戦闘機の歴史をなぞっています。　1950年代は、戦闘機も核武装すればいいじゃんという時代だったのですが、実戦では核が使えないことがわかり（当たり前ですが）、その反省で作られたのが近接支援機です。

容量に限りがあるために、能力に偏りが出るという説明は面白いですね。『アーマードコア』など、ロボットをカスタマイズするゲームでは、そういうジレンマはよくあります。　電算能力が弱いアストレアは、本来は単機ではなく、ニンフのような電子戦機と組み合わせて運用すべきでしょう。

今回は全体として、エロ本をテーマにしたドタバタ劇ですが、本筋のストーリーも地道に進行しています。智樹が夢を通じてシナプスにアクセスしたことで、シナプスは危機感を抱き、智樹の抹殺をもくろんでいるとのこと。これは智樹の力なのか、あるいは夢の少女に呼ばれたのか、どちらでしょうか。あるいは両方か。

いずれにしろ、新キャラが加わって賑やかになりました。最近、イカロスが落ち着いてしまってボケ担当では無くなったので、その役目をアストレアが引き継ぐのでしょう。

ところで、キャストを見ると「股間の声」に丸山壮史さんが配役されていました。 てっきり智樹役の保志さんがされていると思っていたのですが。　仏教の教えでは、人間の心は本来は清浄であり、煩悩は外から付着したものだそうです。「股間の声」は煩悩そのものですから、なるほど仏教的にはそうあるべきなのでしょう。（本当か？）

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