メルクマール

サブタイトルは、もちろんサイモン＆ガーファンクルの曲名からでしょう。「明日に架ける橋」というと、なにやら立派な橋を連想しますが、この曲の原題は「Bridge over troubled warter」であり、「激流の中に身を投げて、君のために橋になってあげるよ」という歌詞なのでした。つまり橋は人間です。

「橋」は、文明の象徴のようなところがあります。家を建てるのは、それほど知識が無くてもできますが、それなりの規模の橋を作るには、工学に基づいた設計が必要です。昔は、そういう科学技術の知識を持っている人は聖職者に多かったので、橋を架けるのも聖職者の仕事でした。例えば日本橋は、遣唐使として中国で学んだ僧侶が架けたと言われています。　また、ローマ法王（Pope）の正式名称は「Pontifex Maximus」で、「橋梁技術者の長」の意味です。それだけ重要な仕事だったのですね。

ペリーヌにとって、橋の再建はガリア復興の象徴なのでしょう。橋が架けられれば、祖国は立ち直れるのではないかと。なので、あそこまでこだわっているのだと思えます。

残念ながら宝は無かったけれど、金があったからといって、橋が出来るとは限らないのでは。マンパワーの問題だから。祖国の人々が力を合わせて橋を再建したことは、ガリアが復興しつつあることを表していて、ペリーヌにとっては何よりの知らせだったでしょう。

芳佳の震電は、さっそくなかなかの活躍をしているようです。カタログスペックでは、全員の機体の中で最も高速ですしね。史実の震電は、エンジンをジェットに換装する構想もあったようで、架空戦記ではジェット化した震電は定番です。芳佳の震電のジェット化はあるでしょうか。

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