メルクマール

今回のオープニングナレーションは、『刑事スタスキー＆ハッチ』でした。前回紹介したサイトにあったのでわかりましたが、この番組は見たことがありません。マイナーな番組でもお構いなしのようです。　声優が、下條アトムさん、富山敬さんと豪華ですな。

前回初登場したいちかが、今回も出ていましたが、いまだに謎の人物です。あの紙は護符でしょうか。霊子力？とやらについて、偏微分方程式で説明していました。「意志力を焼き付けた簡易回路で、現象を発現させる」とは、つまり『禁書目録』で言うところの『パーソナルリアリティ』みたいなものでしょう。　「こうなるはず」と人間が強く思い込めば、それが現実になるということは、量子力学の解釈によっては、ありえなくもありません。超能力の説明にはよく使われます。

「十分に発達した科学は魔法と区別がつかない」は、SF作家のアーサー・C・クラークの言葉で、『クラークの三原則』の一つです。　つまりあの護符は科学の産物であるらしく、科学的に裏付けのある陰陽師ということなのかな。　

今回はもっぱら、アオイと真奈美の決闘の話でした。地形から戦術を読み合う描写はミリタリーテイストでいいですね。ヤンバルクイナがキッカケで戦闘が始まり、ヤンバルクイナによって勝敗が決するのが、沖縄らしくて面白い。

もす！さんの記事で知ったのですが、かき氷の上にあずきが乗っているのが、沖縄スタイルのぜんざいだそうですね。普通のぜんざいは「ホットぜんざい」と呼ぶんだって。

沖縄が舞台のアニメといえば、『ストラトス・フォー』を思い出します。本島ではなく下地島ですが、あの作品は沖縄っぽさはほとんど無く、それが微妙に残念でした。あまり取材できなかったのでしょう。その点、この作品はアニメスタッフもきちんと取材（ロケハン）したんだろうなという努力を感じさせます。

今回の二人組のスナイパーは、Yナンバーのクルマに乗っていました。米軍関係者が日本で現地調達したクルマのためのもので、米国から持ち込まれたクルマはEナンバーになります。スナイパーのクルマはアメ車なので、Eナンバーでも良かったかも。

アオイと真奈美の恋愛模様にはあまり進展がなく、堂々巡りしているようにも見えますが、真奈美が「私は騎央を好きだ」と、過去形ながらもはっきり意識したことは意味があるのでしょう。　訓練をサボったのも、アオイと騎央の仲よさそうな様子を見たくなかったからだろうし。　真奈美のストレスは着実に高まっていて、どこかで爆発しそうです。

このところラブコメがメインなので、キャーティアをめぐる情勢にはあまり変化がありませんが、落しどころはどうなるでしょうか。ドギーシュア、そして各国政府がどう出るのか。いちかがキーになりそうな気はします。

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