メルクマール

恒例なのでいちおう触れますが、オープニングのナレーションは「奥様は魔女」です。でも奥さんじゃないじゃん。なんでもありのようです。

海外ドラマのオープニングナレーションを集めたサイトを見つけました。これまでのものがほとんどありますね。新スター・トレックが無いくらいで。今後もこの中のものがかなり使われるのでは。「600万ドルの男」と「ナイトライダー」は絶対やりそう。個人的には「原潜シービュー号」が聞きたいけれど、マイナーすぎるか。

沖縄が舞台ということで、水着回は避けて通れないでしょう。沖縄は南の島だから、そこらへんで泳げそうなイメージがありますが、案外ビーチは少ないんですよね。人口が集中している南部は特に少なく、綺麗なビーチのためには高速道路で島の真ん中あたりに行く必要があります。劇中でも、那覇付近から高速に乗って、許田で降りたようです。同じコースをレンタカーで走ったのを思い出しました。また行きたいな沖縄。

いちおう、この水着回には必然性もありました。ドギーシュアのアシストロイド（以下犬ロイド）は船と一緒に沈んだようですが、上陸するなら砂浜が適しているわけで、砂浜で鉢合わせするのは自然だからです。犬ロイドはあの砂浜を拠点に、必要なパーツを集めていたのでしょうね。

犬ロイドは、猫ロイドとはちがって自己再生機能が無いそうです。猫ロイドは地中に種子を埋めると、周囲の土から材料を集めて自己の体を作りました。なので自己修復機能があるのは当然です。　ドギーシュアにはそのテクノロジーが無いのかも。

前にも書きましたが、任意のものを材料に、任意のものを大量に作れる機械のことを”コルヌコピアマシン”と言ったりします。文明がこれを完成させた時点で、働く必要はなく、誰もが遊んで暮らせるようになるでしょう。やることは物見遊山（あそびにいく）くらいで、キャーティアはその状態だと思われます。

一方でドギーシュアは、犬ロイドの技術水準から見て、コルヌコピアマシンを持っていないのでは。なので、「のんびり物見遊山」というキャーティアとは違って、地球との交易で利益を得ようと必死なのでしょう。ドギーシュアが地球で何をしようとしているのかは、気になるところです。

新キャラのいちかは、犬ロイドをジェンスに送り付けていたので、ジェンスやドギーシュアについて何か情報を持っているようです。怪しげな力も持っているし、重要なキャラになるのでしょう。CVの高垣さんはナレーションも担当しているので、全てを知る”神の視点”にいる気も。実はいちかはオルソニア人、という説はどうでしょうか。

アオイが騎央への想いを吐露するシーンがありましたが、アオイに思い入れを持つには、彼女の過去についてもっと知りたいですね。なぜ”戦う人形”になったのか。　”戦う人形”と言えば『ガンスリンガー・ガール』を思い出しますが、あれは重病などで親に見放された子供が、『社会福祉公社』という名前の政府の秘密機関に引き取られ、暗殺専門の兵士に育てられるという哀しい物語でした。アオイにはどんな過去があるのか、今後語られることに期待します。

先生が車内で読んでいた『中性子星』という本は、ロバート・L・ハワードの『竜の卵』のパロディですね。ファーストコンタクト・テーマのSFは、どれだけ珍しい宇宙人を描けるかということが勝負ですが、この作品は地球の数千億倍の重力のある中性子星上の生命を描いていて、化学反応ではなく原子核反応で生命活動が行われているという、”珍しい宇宙人”の最右翼と言えます。　主観時間が人類の100万倍なので、人間と中性子星人が会話すると、中性子星人側は何世代も代替わりしていくという。　先生は「宇宙人ってこうよね！」と言いますが、「いや、それはハードルが高すぎるだろう」というのが笑いどころです。

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