メルクマール

『ジュラシックパーク』の原作で知られるマイケル・クライトンの小説『プレイ』は、ナノマシンを扱ったパニックものです。血管に入り込むほどのサイズで、ウイルスのように人間に取り付き、精神を支配できる軍事用ナノマシンが作られ、それが暴走してしまうというお話。

似たようなストーリーの作品は多くあり、それによって文明が滅ぼされる、という結末になりがちです。小さくても数が膨大なので、大きな敵よりもむしろ厄介なのですね。根絶するのが非常に難しい。

今回の虫型のネウロイは、サイズ的にはナノマシンというよりはマイクロマシンですが、あの小型ネウロイが大量発生したら恐ろしいことになりそうです。ネウロイは相手に応じて進化するようなので、この方向に進化することは阻止しなければなりません。

「でも、それなら何故私たちのお尻に？」「それはシリません」という会話がありましたが、それは、、やはり、、、ホラ、体内に入るためじゃないかと。入り込まれて、魔力を吸い取られたり、精神を支配したりするように進化されると大変なことになります。　ミーナは、それを阻止したということで、200機目を飾るにふさわしい戦果だと言えます。

それにしても、エーリカとトゥルーデが撃墜数3ケタの超エース（エクスバルテン）なのは語られていましたが、ミーナもなんですね。それは、史実に照らしてももっともらしいでしょう。こちらの資料を見ても分かるように、ドイツ軍のエースの撃墜数はまさにケタ違いです。　「プロパガンダのために過剰にカウントされている」とも言われますが、ドイツ軍はむしろ他国よりも撃墜認定をしっかりやっていて、その調査記録も残っているので、やはり超エースは存在したようです。　ドイツ人は戦闘機パイロットに向いているのでしょうか。

そんなことはともかく、今回は声優さんの演技が見所でしたね。嫌悪感と羞恥のまざった悲鳴、というのは難しいと思うのですが、それぞれのキャラなりの表現が素晴らしかったかと。うまい声優さんを揃えているしな。　

オチも爆笑しました。パンツに鉄十字という、カールスラント軍のセンスがイカス。まさに「鉄のパンツ」による撃墜ですからね。1期の「スースーするの」に匹敵する回でした。

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