メルクマール

クゥとミルクという、やかましい女性キャラのためにギャグ色の強い回でしたが、シオンの側では相変わらず重々しいドラマが進行しています。シオンとエスリナが会うシーンはグッときました。

シオンは、自分の力不足でフィオルが死んだと、ずっとくよくよしていて、王者としてはどうなんだろうとは思えます。覇王を目指すならば、この性格は枷になるでしょう。優しすぎますね。

エスリナはシオンに仕えるようで、CVは竹達さんということで、レギュラーキャラになるのでしょう。シオンの周囲には他に女っ気が無いので、重要なキャラになるのかも。銀河英雄伝説でのヒルダの位置になるのかどうか。

ミルクたちは、シオンの命でライナを追っているということで、シオンにはどういう意図があるのかな。シオンはミルクとライナの縁を知っていて、危害は加えないだろうから、遠回しな護衛のつもりなのかもしれません。あるいは、ミルクたちに経験を積ませる場と考えているのか。

ローランド王家として、ライナたちを討伐するという姿勢を他国に見せる、という意味もありそう。ミルクたちは他国も公認で動いているので。非情なようですが、シオンとしては貴族に揚げ足を取られることは避けたいでしょう。　そんな、複数の意図があるように思えます。

シオンはこの手の陰謀を巡らすのも好きなようで、そういう（悪く言えば）陰険さは覇王に向いています。それがあったから王になれたんでしょうし。前回のトワレ邸襲撃の件もあります。考えていることが分かりにくいですが、優しさと陰険さの、2面性のあるキャラだからなのでしょう。本人も、その間で葛藤しています。

5話のように、ライナ側のコメディとシオン側のシリアスの対比が強かったですが、次回はシリアス寄りになるのかな。予告編では大軍による合戦シーンがあるようなので、ワクワクしています。

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