メルクマール

1話は8割がシモネタでしたが、2話は5割くらいで、この3話は3割くらいです。僕としては、歓迎すべき傾向ですね。普通に面白いコメディが多かったかと。特に、金閣寺の記念撮影のエピソードは爆笑してしまいました。きっとあの鳥は、記念撮影の邪魔をし続けて百戦錬磨のプロであり、アマチュアのシノが太刀打ち出来る相手では無かったのでしょう。

ちなみに、このシーンでアリアが使っているデジカメは、ソニーのサイバーショットだと思われます。画面にスマイルマークがありますが、これは”スマイルシャッター”のアイコンで、ここをタッチすると、笑顔を検出してシャッターが切れるモードになるんですよね。僕も持ってます。

カメラといえば、ランコの機材はマニアックですな。アバンでランコが構えていたカメラについていたのは、ミラーレンズでした。反射望遠鏡の原理をカメラのレンズに応用したもので、レンズの真ん中の黒いものがミラーです。一眼レフ用の、500mmとかの大望遠レンズは大きいので、街中で構えているとかなり怪しいですが、ミラーレンズならばコンパクトなので盗撮には向いているのかもしれません。

ただし、ミラーレンズはf値が暗いので、オートフォーカスが普通できません。唯一、ソニー（旧ミノルタ）のαにオートフォーカスできるレンズがあり、ランコはオートフォーカスを使っているようだったので、これはαなのかなと思ったり。でも、ファインダーの測距点の表示はαじゃあないな。EOSかな。

没収された機材は、盗撮というよりは映画、それも特撮映画を撮るような機材でした。モーションコントロールカメラって・・・

シノはいつもタカトシにからんでいるけれど、今回はタカトシがいないことで、むしろ普通の女の子っぽく振舞えているようです。たぶんあれが素で、タカトシの前ではどう振舞っていいのかわからず、あえて変態っぽく演じているような気がします。アリアもそうですね。

スズも、変態の先輩たちがいないことで、いたって普通でした。バランスを崩して押し倒すという、ベタなネタをやっており、彼女がラブコメ担当なのかな。

そんなわけで、ちょっと変則的な回だったのでしょうけれど、これはこれで面白く見られました。

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