メルクマール

リクオの覚醒は4年前に1回あっただけということなので、滅多に覚醒しないのかなと思ったら、今回あっさり覚醒していましたね。二人のリクオが会話するシーンがありましたが、二重人格みたいなものなのかな。精神分裂症の患者には、自分の中の人格同士で会話できる人がいるそうです。

原作は女性に人気があるそうで、今回の展開は女性向けだなーと思って見ていました。イケメン同士が義兄弟の杯を交わすお話。

でも、最後に雪女（つらら）とカナの見せ場がありました。　お弁当を、カナへのあてつけっぽく渡す雪女と、それに気付いて戸惑うカナがいいですね。カナはこの時点ではリクオに恋愛感情は持っていないけれど、少しづつ気になりつつあるのでしょう。そんなカナに、雪女は対抗心を持っている。

西村純二監督作品は、『true tears』以来でしょうか。あれは名作ですからね。少年少女の心の機微を描く脚本もいいのですが、それを表現する演出も素晴らしかった。人物の微妙な表情やしぐさで、感情を表現するのが特徴的でした。この作品でも、その片鱗は見られる気がします。今後にも期待。

ラストに新キャラ登場で、この子もヒロインのようですね。彼女の正体は、EDアニメでネタバレされていますな。学園伝奇物の定番の展開になりそうで楽しみです。

妖怪と人間との関わりがよくわからない、と前回書いたのですが、今回の説明によると、妖怪は悪事を尽くし、人間に悪戯するものだそうです。まだよくわからんな・・・　でも妖怪は少数弱者でもあり、ヌラ組はそれを保護する役割があるとのこと。『もののけ姫』みたいな、環境保護テーマがあるのかもしれないな。そのあたりにも注目して見ることにします。

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